アイリスオーヤマ、発熱者を検出する「AIサーマルカメラ」発売

新製品

2020/04/15 20:30

 アイリスオーヤマは、「AIサーマルカメラ」2機種を4月20日に発売する。温度測定精度の高いサーマルカメラを用い、非接触で発熱者を検出することで、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐ狙いだ。

アイリスオーヤマが新型コロナ対策で4月20日に発売する「AIサーマルカメラ」

 ひとつは、最大20人同時に体温測定できる「ドーム型 AIサーマルカメラ」。もうひとつは、軽量で容易に持ち運びできる「ハンディ型 AIサーマルカメラ」だ。

 どちらのサーマルカメラも、病院や学校、オフィスなど、一度に多くの人が利用する場所で活躍する。非接触のうえ1秒以内という短時間で、体温を測定することが可能。温度測定の誤差はプラス/マイナス0.5℃と高い精度を持つ。あらかじめ設定した以上の温度を検知した場合には、画像と音声のアラートで通知する。人の額に焦点を当てた温度測定をするため、マスクを着用していても検出することができる。

 ドーム型は、同時に20人の体温を測定することができる。天井に設置できるほか、三脚を使用して設置できるため、常設以外に一時的な設置にも対応する。税別価格は90万円。測定距離は3mとしている。

 ハンディ型は、充電式で最大8時間の連続使用にたえる。本体に挿入するSDカードにスクリーンショットデータを保存可能なため、保存した記録をいつでも確認することができる。税別価格は25万円。測定距離は1mとしている。