360°撮影が可能なネットワークカメラ「スマカメ360 天井タイプ」

新製品

2019/12/17 16:00

 プラネックスコミュニケーションズは、スマートフォンで簡単に設定できる、かんたんネットワークカメラ「スマカメ」シリーズから、360°撮影が可能な有線LAN専用の「スマカメ360 天井タイプ(CS-QV360C)」を12月16日に発売した。

スマカメ360 天井タイプ(単体)

 「スマカメ360 天井タイプ」は、魚眼レンズを搭載し、360°の全方位撮影に対応。1台で空間全体を映像に収めることが可能で、魚眼レンズの360度映像を補正して表示する「歪み補正機能」により違和感の少ない映像が「スマカメV(ファイブ)」アプリ上で、360°、4分割、2分割の3パターンで見られる。
 
アプリでの映像の分割イメージとアプリ画面

 360°の映像によって空間全体を見渡せるため、複数台のカメラを設置する必要がなく、防犯カメラの設置を感じさせないデザインなので、さまざまな場所に設置できる。天井への設置だけでなく、壁掛けでの設置にも対応している。
 
壁掛けでの設置イメージ

 ソニー製高感度CMOSセンサー「IMX323」を搭載しており、月明かり程度の低照度下でもカラー撮影が可能。H.265を採用することで、H.264と同等の帯域や容量で、より滑らかで精細な映像を実現した。さらに、有線LANポートはPoE受電に対応している。

 このほか、映像に変化があったときに録画開始やスマートフォンに通知可能な動体検知機能、離れた場所から声をかけられるスピーカー・マイク端子を備える。なお、2020年1月末を目処に、本格的な監視・防犯システムを低コストで構築できるWindows用アプリケーション「スマカメPro」への対応を予定している。
 
「CS-QV360C-IMP」(左)と「CS-QV360C-ING」

 価格はオープン。Amazon.co.jpでの税込販売価格は、本体のみの「CS-QV360C」が2万937円、PoE対応スイッチ「SWE-0008F5」をセットにした「CS-QV360C-IMP」が3万9293円、PoEインジェクター(アダプター)「ING-ADE3AT2」をセットにした「CS-QV360C-ING」が2万6747円。