ダイソンから一台三役の加湿空気清浄機、「加湿器=不衛生」のイメージを覆す

 ダイソンは11月14日、「Dyson Pure Humidify+Cool 加湿空気清浄機」を発表した。価格はオープンで、公式オンラインストアの価格は、税込みで8万8000円。11月29日からダイソン直営店、お客様相談室、公式オンラインストア、家電量販店で順次発売する。

空気清浄機+扇風機+加湿器の一台三役をこなす
「Dyson Pure Humidify+Cool 加湿空気清浄機」

 年間を通して空気清浄機、夏は扇風機、冬は加湿器として一台三役で部屋の空気をコントロールできる「Dyson Pure Humidify+Cool 加湿空気清浄機」の最大の特徴は「加湿機能」。新しいUV-Cテクノロジーでタンク内の水の細菌を瞬時に除去し、銀繊維を編み込んだ抗菌加湿フィルターを採用することで、衛生面にすぐれた加湿が可能になった。
 
新しいUV-Cテクノロジーでタンク内の水の細菌を瞬時に除去

 これまで加湿は衛生面の不満が付きまとったが、今回の新製品はこうした心配を払拭する。メンテナンスの手軽さもポイント。少ない手順で水にさらされる全てのパーツを徹底的に洗浄し、清潔さを保つ。本体のLCDディスプレイにクリーニングプロセスが表示される親切な設計も魅力だ。
 
簡単な手順で徹底的に洗浄することが可能

 空気を送り出す機構には、Dyson Pureシリーズとして初めて「ジェット アクシス コントロール」を導入。円形ループの両端に配置された二つの風向調整器が開口部から最大90°の範囲で風を送り出し、さまざまな風のパターンを選択することができる。新たに追加されたブリーズモードではランダムな風を作り出し、そよ風のような心地よい空気を演出する。
 
二つの風向調整器がさまざまな風のパターンを生み出す

 Dyson Pure Humidify+Cool 加湿空気清浄機は、本国である英国を含めて世界で日本が最初のローンチとなる製品だ。インフルエンザや受験シーズンなど、加湿器の需要が高まる時期に突入する日本市場への期待は高い。「加湿器は衛生状態が心配」という固定概念を覆す製品として、同カテゴリーに新たな風を吹き込めるか、注目が集まる。(BCN・大蔵大輔)