Android 9.0搭載、ウォークマン新シリーズ11月2日発売、40周年記念限定モデルも

 ソニーは11月2日に、携帯オーディオプレーヤー「ウォークマン」シリーズの新製品「NW-ZX500/NW-A100シリーズ」を発売する。16/32/64GBの内蔵ストレージに加え、外部メモリとして、microSDXC/microSDHC/microSDカードに対応する。価格はいずれもオープン。

全2色のNW-ZX500シリーズ

 新ウォークマンは、Android 9.0とIEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN機能を搭載し、Spotify、YouTube、Apple Musicといったストリーミングサービスやmoraなどのダウンロードサービスを本体のみで利用でき、ハイレゾリューション・オーディオ(ハイレゾ)相当の高音質で楽しめる。

 ハイレゾ再生に対応したフルデジタルアンプ「S-Master HX」、音質を追求した本体構造、AIが楽曲を自動で解析し、圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE HX」などを採用し、高音質を実現。さらに、ワイヤレスでもハイレゾ音質を楽しめる音声圧縮技術LDACにも対応する。

 本体には、従来機種より大きい解像度1280×720のタッチパネル対応3.6インチディスプレイを備え、接続インターフェースは、汎用的なUSB Type-Cを採用する。UIは従来のウォークマンを継承し、再生中のファイル形式によってカセットテープのデザインが変わるスクリーンセーバーも表示できる音楽再生アプリ「W.ミュージック」やイコライザーを操作できる音質設定アプリなど、専用アプリも備える。

 NW-ZX500シリーズの「NW-ZX507」は、WM1シリーズ「NW-WM1A」と同様の総削り出しアルミシャーシなどを採用し、最大11.2MHzのDSDネイティブ再生と、384kHz/32ビットのPCM再生が可能。ヘッドホンジャックはバランス出力に対応しており、本体側面のサイドキーでスマートに操作できる。

 ストレージ容量は64GBで、バッテリ駆動時間は最大約20時間(MP3再生、ステレオミニジャック使用時)。本体サイズは幅57.3×高さ121.8×奥行き14.8mm、重さは約164g。カラーは、ブラック、シルバーの2色。税別の実勢価格は8万円前後の見込み。

 NW-A100シリーズは、最大11.2MHzまでのDSD再生(PCM変換)に対応する。バッテリ駆動時間は最大約26時間(MP3再生、デジタルノイズキャンセリング機能オフ時)。サイズは幅55.2×高さ98.9×奥行き11.0mm、重さは約103g。
 
全5色のNW-A100シリーズ

 ラインアップは、ストレージ容量64GBの「NW-A107」、容量32GBの「NW-A106」、容量16GBで、外音取り込み機能とデジタルノイズキャンセリング機能を備えた専用ヘッドホン「IER-NW510N」が付属する「NW-A105HN」、ストレージ容量16GBの「NW-A105」の4機種。

 カラーはレッド、ブラック、アッシュグリーン、オレンジ、ブルーの5色で、「NW-A107」はレッド、ブラック、ブルーの3色のみ。税別の実勢価格は、「NW-A107」が4万7000円前後、「NW-A106」が3万7000円前後、「NW-A105」が3万2000円前後、「NW-A105HN」が3万9000円前後の見込み。

 そのほか、1979年発売のウォークマン1号機「TPS-L2」発売から40周年を記念した「NW-A100TPS」を12月15日までの期間限定で発売する。
 
ウォークマン40周年記念モデル
「NW-A100TPS」

 本体背面に40周年記念ロゴをプリントした「NW-A105」のブラックに、TPS-L2発売当時のパッケージを再現したスペシャルボックス、TPS-L2のデザインを模した専用ソフトケース、ウォークマンや40周年記念ロゴのステッカーが付属する。11月14日から順次出荷開始し、税別の実勢価格は4万2000円前後の見込み。