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秋葉原の新観光スポット! 350万円のオールインワンゲーミングチェア、ソフマップで受注販売開始

 ソフマップと日本エイサーは10月11日、東京・秋葉原の「ソフマップAKIBA2号館 パソコン総合館」で会見を開き、同店舗に日本エイサーが開発した税込み349万8000円のオールインワンゲーミングチェア「Predetor Thronos」を日本で初めて常設展示すると発表した。同時に、受注生産での販売を開始する。

ソフマップが日本で初めて販売する、日本エイサーのオールインワンゲーミングチェア
「Predetor Thronos」

 Predetor Thronosは、ゲーミングデスクトップPC「Predator Orion 9000」、27型WQHD湾曲ゲーミングモニター「XZ271Ubmijpphzx」3台、ゲーミングヘッドセット「Predator Galea 350」、ゲーミングキーボード「Predator Aethon 300」、ゲーミングマウス「Predator Cestus 330」といった、日本未発表のハイエンドモデルもセットになった製品。配送、設置も込みでの価格になる。
 
約350万円という価格だけでなく外観のデザインも迫力がある

 Predator Orion 9000は、第9世代インテル Core i9プロセッサーとNVIDIA GeForce RTX 2080 TiをSLI構成で搭載するハイエンドモデル。ディスプレイのXZ271Ubmijpphzxは、HDR10対応、リフレッシュレート144Hz、応答速度1msと高性能だ。
 
圧倒的な没入感のある3面湾曲液晶ディスプレイ

 左の肘掛にあるボタンで、開閉やリクライニング、フットレストの角度、ペダルの上下を操作することができる。リクライニングは140度まで。椅子は、ゲームの音に合わせて振動する機能を備え、オン/オフのほか弱中強の3段階から好みの強さを選ぶことができる。
 
左の肘掛のボタンで椅子を操作する

 ブラックメタルのシェルにエイサーのゲーミングブランド「PREDATOR」の刻印が光る迫力の外観。「機械仕掛けの繭」といった様相のコックピットで、ゲームに集中できる適した環境を一台で構築する。3面湾曲ディスプレイの没入感は圧倒的で、音と連動する椅子の振動が加われば、リアリティが増してくる。
 
実際に座ってゲームをプレーしてみると集中力が増した気がする

 当日、発表会に登壇したソフマップの渡辺武志社長は、「これまでは30~40代の来店客が多かったが、eスポーツスタジオ『e-sports SQUARE AKIHABARA』を新たに設置したことで、高校生などの若い人が来るようになった。インパクトのあるPredetor Thronosの常設展示を通して、ソフマップの名前やゲーミングPCの実態を知ってもらいたい。新たな観光名所になれば、とも考えている」と設置する狙いを語った。
 
「新しい観光地になれば」と語るソフマップの渡辺武志社長

 同じく登壇した日本エイサーのボブ・セン社長は、「ゲーミングPCは、当社としても注力しているセグメント。当社の製品を使っていただくなら、人一倍以上の充実感や興奮を味わってもらいたい。シドニーの展示会でソフマップさんと出会い、ぜひ扱いたいとお声かけいただいて、本日の発表に至った。一緒に日本のeスポーツ、ゲーミングPCを盛り上げていきたい」と日本での販売に至った経緯を語った。
 
日本エイサーのボブ・セン社長

 また、販売する狙いについては渡辺社長が「個人の家庭で買っていただくのはもちろん、起業のロビーなどにシンボルとして設置することも考えられる。集客の材料になるかもしれない」と語った。
 
リクライニングは140度まで。
ほとんど寝転がった状態でリラックスしながらゲームをプレイできる

 注文から納品までは2~3カ月。搬入可能かどうかを確認してから配送する。設置は、エイサーのスタッフが5人がかりで行い、3時間半程度で終わるという。メーカー保証は1年間だが、「万全の体制でサポートする」(セン社長)。初年度の販売台数目標は「10台」(渡辺社長)としている。スペックと価格、デザイン、インパクトが相まって、1台買ったら話題を呼びそうだ。(BCN・南雲 亮平)