日立、液体洗剤・柔軟剤を自動投入するドラム式洗濯乾燥機

 日立グローバルライフソリューションズは、洗濯するたびに適量の液体洗剤・柔軟剤を自動で投入するドラム式洗濯乾燥機「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム BD-NX120E」を11月16日から発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は38万円前後の見込み。

「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム BD-NX120E」

 「液体洗剤・柔軟剤自動投入」は、9月21日から発売している「BD-SX110E」や縦型洗濯乾燥機「ビートウォッシュ BW-DX120E」にも搭載さている機能。タンク容量を液体洗剤用で約1リットル、柔軟剤用で約700ミリリットルとすることで、詰め替えタイプを1本入れ替えることができる。

 他社からも同様の機能が搭載されているが、タンクが大容量であるほか、ハンドル付きで取りやすくしている点や分解して洗えたり、自立したりできる点が独自だという。
 
ハンドル付きで大容量の液体洗剤・柔軟剤タンク

 洗剤や柔軟剤の基準標準量を設定する際も、専用スマートフォン(スマホ)アプリの「洗濯コンシェルジュ」からメーカー名と商品名を選択して本体に送信するだけで簡単に設定できる。また、好みに応じて「多め」「少なめ」などの設定もできる。
 
洗剤や柔軟剤の設定は、スマホアプリ「洗濯コンシェルジュ」から簡単にできる

 洗濯コースには、「AIお洗濯」を搭載。本体に搭載したさまざまなセンサー情報を元に、「洗い」「すすぎ」「脱水」などそれぞれの行程で適した運転をする。

 例えば、水の硬度が低く、水温が高い場合は液体洗剤の洗う力が向上するため、投入する洗剤の量を減らして、洗い時間を短縮したり、汚れの量が多いときはしっかり落ちるように洗い時間を延長したり、脱水時に衣類から出る水分量が少なければ脱水時間を短縮したりする。
 
「AIお洗濯」

 時速約300キロメートルの高速風を衣類に吹きかけて乾燥させる「風アイロン」では、新「スチームアイロン」コースを搭載。出かける際などにシャツ1枚の折りジワを、約5分で伸ばす。2枚だと10分、4枚だと20分の運転で折りジワを伸ばすことができる。
 
新「スチームアイロン」コースで1枚のシャツの「折りジワ」を約5分で伸ばす

 ほかにも、衣類をはやく洗って乾かす「おいそぎ」コースの運転時間を短縮。6kgの衣類の洗いから乾燥までを約95分で終わらせることができる。また、既報の通り液体洗剤や柔軟剤の残量が少なくなると自動再注文するAmazonの「Amazon Dash Replenishment」に12月からソフトウェアの更新で対応する。

 詳細は、『日立、「Amazon Dash」で洗剤を「自動再注文」する洗濯機、12月から対応予定=https://www.bcnretail.com/market/detail/20191009_140071.html 』を参照してほしい。
 
販売中の機種との機能比較

 同じく11月16日から「液体洗浄・柔軟剤自動投入」機能と「AIお洗濯」を搭載した洗濯容量12kgの全自動洗濯機「ビートウォッシュ BW-X120E」を同時発売。実売価格は21万円前後の予定。