電子辞書「EX-word」シリーズや腕時計の「G-SHOCK」シリーズなど、生活を便利・豊かにする製品を提供しているカシオ計算機(カシオ)。豊富なラインアップの中で、特に趣味の分野で多数のファンから愛されているアイテムが電子楽器だ。そのカシオ計算機が、電子キーボードで「Casiotone(カシオトーン)」というブランドを復活させ、新製品をリリースした。
カシオの“電子楽器メーカー”としての歴史は長い。初めて電子キーボード「カシオトーン201」を世に送り出したのは、1980年のことだ。「誰でも簡単に音楽が楽しめる楽器を創りたい」という思いが込められている。
当時の鍵盤楽器は、グランドピアノやアップライトピアノ、オルガンなどの大型が主流だった。そのような鍵盤楽器は、広い設置場所が必要で、しかも高額。気安く購入できない。弾きたくなったら楽器のある場所まで赴く必要があり、誰でも気軽に楽しむ、というわけではなかった。そんな状況に一石を投じたのが、カシオトーン 201だった。
カシオトーン 201は、サイズが幅850×奥行238×高さ76mmとコンパクトで設置場所を選ばない。また、重さが6.8kgで家の中で楽々と持ち運びが可能だった。
音色は29種類を内蔵し、ピアノをはじめ、エレキギターやトランペットなど、さまざまな楽器の音を演奏でき、どこでも好きな音で曲を演奏できる楽器としてヒットした。音楽を愛する人を広げたいという願いを込めたカシオの電子楽器は世界に広まっている。
その後、Casiotoneというブランド名は使わなくなってしまったが、その後も、光のナビゲーションで演奏の上達をサポートする機能を搭載したキーボードや、プロも認める電子ピアノなど、さまざまなラインアップをリリース。音楽人口の拡大を目指していった。
そして、カシオの電子キーボードが誕生してから2020年1月で40年を迎える中、改めてCasiotoneを冠して新製品をリリースしたのだ。
サイズが幅930×奥行256×高さ73mmで、重さが3.3kgと非常に軽量。グリップを採用し、持ち運びやすさを追求した。電源がACアダプタのほか、アルカリ単三電池6本でも16時間の演奏が可能。まさに、いつでもどこでも演奏が楽しめる電子キーボードといえるだろう。
「楽器を始めてみようかな」という人にぴったりのエントリーモデルとも表現できる。例えば、インターフェースは非常にシンプル。モノクロの液晶表示画面に加え、必要最小限のボタンとダイヤルのみで、手軽に電子キーボードを操作してみたいという要望に応えている。
入門機ではあるが、しっかりと音楽を満喫するための機能を、CT-S200は搭載している。コンパクトな本体サイズでありながらも豊かなサウンドを楽しめるよう、ボリュームに連動してイコライザーが最適化される機能も備えている。屋外から屋内でもさまざまな環境で音楽を楽しめることが可能だ。さらに、77種類の「リズム」機能、クラシックや童謡などの60曲を内蔵していることも魅力だ。
鍵盤を押した強さによって音の大小に変化を付ける、タッチレスポンス機能を搭載。ピアノに近い感覚で演奏できる。内蔵楽曲の練習のために、正しいキーが光るナビゲーション機能も搭載しているほか、タイミングに合わせて任意のキーを押せば演奏ができる「らくらくモード」を備えているのも親切。「弾ける!」という達成感を覚えることで、練習への意欲が育まれるだろう。
さらに、「LK」シリーズではスマートフォンやタブレット端末との連携機能を備え、アプリを使って演奏曲を増やすことが可能な「LK-512」も発売している。子どもから親まで、家族みんなで練習することができる。
今後も、Casiotoneブランドで続々と新製品をリリースする予定のカシオ。「いつでも、どこでも、いい音で、自分らしく楽しめる」という同社の思いが、音楽ファンの心をつかんでいくに違いない。
カシオの“電子楽器メーカー”としての歴史は長い。初めて電子キーボード「カシオトーン201」を世に送り出したのは、1980年のことだ。「誰でも簡単に音楽が楽しめる楽器を創りたい」という思いが込められている。
当時の鍵盤楽器は、グランドピアノやアップライトピアノ、オルガンなどの大型が主流だった。そのような鍵盤楽器は、広い設置場所が必要で、しかも高額。気安く購入できない。弾きたくなったら楽器のある場所まで赴く必要があり、誰でも気軽に楽しむ、というわけではなかった。そんな状況に一石を投じたのが、カシオトーン 201だった。
カシオトーン 201は、サイズが幅850×奥行238×高さ76mmとコンパクトで設置場所を選ばない。また、重さが6.8kgで家の中で楽々と持ち運びが可能だった。
音色は29種類を内蔵し、ピアノをはじめ、エレキギターやトランペットなど、さまざまな楽器の音を演奏でき、どこでも好きな音で曲を演奏できる楽器としてヒットした。音楽を愛する人を広げたいという願いを込めたカシオの電子楽器は世界に広まっている。
その後、Casiotoneというブランド名は使わなくなってしまったが、その後も、光のナビゲーションで演奏の上達をサポートする機能を搭載したキーボードや、プロも認める電子ピアノなど、さまざまなラインアップをリリース。音楽人口の拡大を目指していった。
そして、カシオの電子キーボードが誕生してから2020年1月で40年を迎える中、改めてCasiotoneを冠して新製品をリリースしたのだ。
楽器を始めてみたい人にぴったりの電子キーボード
新たなCasiotoneのコンセプトは、「いつでも、どこでも、いい音で、自分らしく楽しめる」。新発売の「CT-S200」シリーズは、その思いをまさに体現する、コンパクトで軽量、演奏していて楽しいキーボードだ。サイズが幅930×奥行256×高さ73mmで、重さが3.3kgと非常に軽量。グリップを採用し、持ち運びやすさを追求した。電源がACアダプタのほか、アルカリ単三電池6本でも16時間の演奏が可能。まさに、いつでもどこでも演奏が楽しめる電子キーボードといえるだろう。
「楽器を始めてみようかな」という人にぴったりのエントリーモデルとも表現できる。例えば、インターフェースは非常にシンプル。モノクロの液晶表示画面に加え、必要最小限のボタンとダイヤルのみで、手軽に電子キーボードを操作してみたいという要望に応えている。
入門機ではあるが、しっかりと音楽を満喫するための機能を、CT-S200は搭載している。コンパクトな本体サイズでありながらも豊かなサウンドを楽しめるよう、ボリュームに連動してイコライザーが最適化される機能も備えている。屋外から屋内でもさまざまな環境で音楽を楽しめることが可能だ。さらに、77種類の「リズム」機能、クラシックや童謡などの60曲を内蔵していることも魅力だ。
「Casiotone」ブランドが音楽の楽しみを広げる
カシオでは、CT-S200と同時にCasiotoneブランドの電子キーボードとして、鍵盤の光るメロディガイド機能「光ナビゲーションシステム」を搭載した「LK」シリーズを発表。より初心者に適した「LK-312」を8月30日に発売している。鍵盤を押した強さによって音の大小に変化を付ける、タッチレスポンス機能を搭載。ピアノに近い感覚で演奏できる。内蔵楽曲の練習のために、正しいキーが光るナビゲーション機能も搭載しているほか、タイミングに合わせて任意のキーを押せば演奏ができる「らくらくモード」を備えているのも親切。「弾ける!」という達成感を覚えることで、練習への意欲が育まれるだろう。
さらに、「LK」シリーズではスマートフォンやタブレット端末との連携機能を備え、アプリを使って演奏曲を増やすことが可能な「LK-512」も発売している。子どもから親まで、家族みんなで練習することができる。
今後も、Casiotoneブランドで続々と新製品をリリースする予定のカシオ。「いつでも、どこでも、いい音で、自分らしく楽しめる」という同社の思いが、音楽ファンの心をつかんでいくに違いない。