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パナソニック、新幹線の座席テーブルに缶ビールあっても置ける、世界最小のレッツノート

新製品

2019/09/24 16:05

 パナソニックは9月24日、第8世代インテルCore i7/i5プロセッサー搭載(クアッドコア)の2in1モデルで世界最小となる12.0型2in1ノートPC「レッツノート QV8」シリーズを10月18日から発売すると発表した。A4用紙よりも一回り小さくした床面積5万7111.6ミリ平方メートル(幅273.0×奥行き209.2ミリ、高さ18.7ミリ)を実現。価格はオープンで、税別の実勢価格は27万円前後の見込み。

宣伝キャラクターで女優の比嘉愛未さんとコネクテッドソリューションズ社副社長
モバイルソリューション事業部の坂元寛明事業部長

 最小サイズを実現した狙いについてコネクテッドソリューションズ社副社長 モバイルソリューション事業部の坂元寛明事業部長は、「新幹線の出張帰りの席で缶ビールを置いてもすっぽり収まるサイズにした」と、ビジネス用途で幅広く使われているレッツノートならではのこだわりを示した。
 
第8世代インテルCore プロセッサー搭載の2in1ノートPCで世界最小の
「レッツノート QV8」シリーズ

 レッツノート QV8シリーズは、2019年秋冬モデル4シリーズのうちの1シリーズ。最小のコンパクトボディながらも、データの読み書きスピードを高速化するPCIe接続のSSDを搭載するなど高性能を実現。

 また、2ミリストローク/19ミリピッチの打ちやすいフルサイズキーボードのほか、インターフェースも豊富でUSB3.1 Type-C(Thunderbolt 3、USB Power Delivery対応)、USB3.0 Type-A×3、有線LAN、VGA、HDMI、SDの各端子を搭載する。

 駆動時間は約10時間。約0.949kgの軽量バッテリは交換が可能だ。スリープ状態から復帰までのスピーディーも速く、スリープ中でもメールやファイル受信が可能な「モダンスタンバイ」に対応した。

 書類が見やすい画面比率3:2タッチパネル付き高精細液晶は、フルHDの約2.7倍のWQXGA(2880×1920の高解像度を採用。回転式のフリップ式は、資料のプレゼンテーションなどで役立つ。

 レッツノートらしい高性能ながらも堅牢性では、76cm落下試験や100kgf加圧振動試験などの条件をクリアして担保している。セキュリティでは、顔認証対応カメラと指紋センサーによる二つの生体認証に対応する。

 坂元事業部長は、「国内のテレワーク企業の導入率は、18年に19.1%とまだまだ。もっとテレワークを推進していく必要がある」と、米国(85%)や英国(38%)の状況と比較しながら働き方改革を推進していくことを強調。表情から脈拍を推理して従業員のストレスを管理する「きもちスキャン」などアプリケーションを通じて業務改革プロセスを後押する。
 
国内と海外のテレワーク企業の導入率の違い
 
19年秋冬モデルのラインアップ

 19年秋冬モデルの残り3シリーズは、14.0型フルHD TFTカラー液晶アンチグレアディスプレイの「LV8」、12.0型WUXGA TFTカラー液晶アンチグレアディスプレイの「SV8」、10.1型WUXGA TFTカラーIPS液晶で静電容量式マルチタッチパネル(アンチグレア保護フィルム付き)の「RZ8」となっている。LV8、SV8、RZ8は全モデルにPCIe接続SSDを採用。LV8、SV8の全モデルに指紋センサーを搭載する。