「ちゃんとGood!サービス」開始、0円で京セラ製太陽光発電システム設置

サービス

2019/08/01 15:00

 京セラと関西電力が4月1日に設立した京セラ関電エナジーは7月30日に、新築戸建住宅を中心に、初期費用なしで京セラ製の太陽光発電システムを設置できるエネルギーサービス「ちゃんとGood!サービス」の申し込み受け付けを開始した。対象エリアは、離島を除く、関東・中部エリア。

「ちゃんとGood!サービス」の概要
 

 戸建住宅の屋根に無償で太陽光発電システム(10kW未満)を設置し、発電した電力と系統電力を供給する。ユーザーは、発電した電力については「ちゃんとGood!ソーラー」のサービス料金を、系統電力については電気料金を支払う必要があるが、原則10年の契約期間満了後は、太陽光発電システムを無償で譲り受けることができるため、初期費用なしで、「ZEH」の要件の一つである太陽光発電システムを設置できる。
 
「ちゃんとGood!ソーラー」と電気料金(ちゃんとGood!でんき)の料金体系

 同社の試算によれば、戸建て4LDKに住む4人家族(6地域・断熱性能:等級4)で契約電流40Aの場合、関東エリアのガス併用住宅なら年間約1万300円、中部エリアのガス併用住宅なら年間約9800円、太陽光発電システムを設置しないよりも、支払い総額が減り、トータルでおトクになる。

 月あたりに換算するとトクする金額はわずかだが、契約期間中は京セラ関電エナジーがメンテナンスを行うため追加費用が発生しない、停電時に自立運転機能によって太陽光発電の電気を利用できるといったメリットがある。サービス開始は2019年10月以降の予定。