タフ性能のコンデジ「OLYMPUS Tough TG-6」、水深15mの水中撮影も可能

 オリンパスは7月下旬に、タフ性能を備えたコンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS Tough TG-6」を発売する。カラーは、レッド、ブラックの2色。価格はオープンで、税別の実勢価格は5万3000円前後の見込み。

OLYMPUS Tough TG-6

 4.5mm~18.0mm(35mmフィルム換算で25mm~100mm相当)、開放F2.0のズームレンズ、有効1200万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。画像処理エンジンには、同社のプロフェッショナル向け一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M1X」でも使用する「TruePic VIII」を採用し、ノイズレベルの改善やコントラストが低い部分での解像感を向上した。

 本体各部にシーリングを施し、電池蓋など開閉部はダブルロックにすることで、水中撮影も可能な水深15mの高い防水性能と、砂やホコリに強い防じん性を備えている。内部機構を保護するフローティング構造によって、高さ2.1mからの落下テストをクリアしており、最大100kgfの荷重にも耐える。さらに、マイナス10℃の耐低温性能を実現し、ダブルガラス構造で結露にも強いので、寒冷地でも安心して使える。

 撮影機能としては、レンズ先端から最短1cmまで近づけて、最大撮影倍率7倍の4種類のマクロモードを備えたバリアブルマクロレンズを搭載し、肉眼では捉えられない極小の世界を高画質で撮影できる。また、通常撮影で用いるP/Aモードでも最短1cmまでの近接撮影が可能で、よりフレキシブルに撮影を楽しめる。レンズ先端から最短1cmまで被写体に近づけ、光学ズームをテレ側にした際の撮影倍率は7倍で、あたかも顕微鏡を使ったかのような拡大撮影を実現した。顕微鏡の対物レンズを切り替えるように、ワンタッチで倍率を1倍、2倍、4倍と切り替えられる「顕微鏡コントロールモード」も備えている。

 水中撮影関連の機能としては、「水中ワイド」「水中スナップ」「水中マクロ」「水中顕微鏡」「水中HDR」の5種類の水中モードを搭載するほか、水中ホワイトバランスとして「水中・浅瀬」「水中・標準」「水中・ディープダイビング」の3種類から選べる。対応メディアはSDXC/SDHC/SDカード。サイズは幅113.0×高さ66.0×奥行き32.4mmで、重さは約253g。

 そのほか、別売の専用アクセサリとして、フィッシュアイコンバーター「FCON-T02」、レンズバリア「LB-T01」、シリコンジャケット「CSCH-127」、防水プロテクター「PT-059」、リチウムイオン充電器「UC-92」を7月下旬に発売する。