LINE Pay専用アプリのメリットとデメリット

レビュー

2019/04/19 19:35

 スマートフォン(スマホ)決済サービス「LINE Pay」専用アプリAndroid版がリリースされたので、編集部で使ってみた。専用アプリだからこその立ち上げやすさや便利機能はあるが、デメリットも目についた。

LINE Payの専用アプリを使ってみた

 これまで、LINE Payで支払う際は、まずLINEを立ち上げ、ウォレットに進み、決済画面を開く必要があった。トーク画面を開いていた場合は、一度ホームに戻ってからウォレット機能に進むことになる。決済する際も、毎回パスワードを入力するか、Touch ID、Face IDで認証しなければならなかった。
 
専用アプリは立ち上げるだけで決済画面になる

 これに対して決済専用アプリなら、アプリを立ち上げるとデフォルトが決済画面なので、そのまま決済することができる。実際に決済する際も、30万円までなら認証はなく、使い勝手は大幅に向上している。専用アプリで決済すると、「LINE Pay!」と音声が出る。

 要望が多かった使える店舗マップも実装。地図上の数字はそのエリアに集まっている店舗数で、「C」はクーポンが利用できる店舗、白地に黒丸のマークが利用可能な店舗だ。
 
使える店舗が分かるマップを実装

 クーポンも使いやすくなった。LINEではクーポンのページは別で用意されていたが、専用アプリでは決済画面からスライドするだけで一覧が可能で、使いそびれを防止する。
 
決済画面からスライドするだけでクーポンを一覧で確認できる

 一方、デメリットはポイントカードとの連携機能が、残念ながら見当たらなかった点だ。LINEではポイントカードと関連付けたショートカットQRコードを発行したり、同じアプリ上でポイントカードのバーコードを表示できたりした。今後、専用アプリ上でもポイントカードを使えるようになれば、利便性が向上するはずだ。
 
LINEのマイカード機能は便利

 LINE Payは4月18日~30日まで、最大実質20%還元祭「平成最後の超Payトク」を開催している。期間中の還元上限額は通常5000円だが、期間中に一回でも専用アプリを使えば、1万円まで引き上がる。iOS版は近日中にリリースするとのことだが、間に合うかどうか、心配だ。(BCN・南雲 亮平)