文字や記号を印刷したラベルが作成できるラベルライターは、オフィスにとって備品の管理や書類の整理などに利用する機会が多いアイテムだ。手で書くよりも文字が見やすく、統一感のあるラベルを作ることができるため、ラベルライターの活躍頻度が高い職場も多いだろう。
大量のラベル印刷もお手の物のラベルライターだが、使っているうちにいくつかの不満も出てくる。例えば、使用頻度の高い職場では思いのほかラベルテープのコストがかかる、ラベルを台紙からはがしにくい、など。便利なのはいいけれど、それに慣れると、やはりもっと理想を追求したくなるのが人情だ。
ユーザーの不満の声を真摯に受け止めて、カシオ計算機は新ブランド「Lateco(ラテコ)」を立ち上げ、新製品として「EC-K10」を2月8日に発売した。この製品を利用することで、主にラベルライターの運用に関する“コスト”と、使用時の“イライラ”を解消でき、しかも“エコ”にもつながるのだ。
先頭余白の削減が可能になったのは、印刷時のテープ巻戻し機構の搭載と、感熱式の新開発テープを採用したからだ。感熱式と聞くと、昔の家庭用ファックスのイメージで耐久性に疑問を持つ人もいるかもしれない。しかし、Latecoのテープは発色層をPETフィルムでラミネートしているため、擦れや汚れに強い。試験を実施した結果、消しゴムで1kgの荷重を加えて500往復しても文字がほとんど擦れないほか、屋内蛍光灯の環境下を想定した紫外線を10年相当照射しても、ほとんど劣化が無かったそうだ。オフィスでの一般的な使用状況では、ほぼ印刷状態が変わらないということだ。
コスト削減という点では、テープの交換方法の変更によっても実現している。テープの交換の際、これまではプラスチックのカートリッジごと交換する必要があった。しかしLatecoでは、カートリッジを何度も使用でき、中身のテープのみを交換する詰め替え方式を採用。これにより、同じ幅、同じ長さのテープの場合、従来のラベルライターに比べ、1本あたり約200円(メーカー希望小売価格の場合)のコスト削減を可能とした。テープ先頭の余白の無駄削減、詰め替え方式のカートリッジ採用によるプラスチックゴミ削減とテープコスト低減により、エコノミーとエコロジーの両方に配慮しているのがLatecoの最大の強みだ。
さらに、新開発のテープでは、粘着剤を改良。しっかりと接着できるが、不要になったら、はがしやすく、糊が残りにくい(紙製ファイルを除く)。ファイルを再利用し、ラベルを貼り替える際、残った糊を落とす作業が不要になり、作業者のストレスを低減する。
入力の快適さにも注目したい。本モデルでは、キーボードのキー数を減らし、すっきりとレイアウトしている。それにより、一つひとつのボタンが大きくなり、正確な入力が可能になった。日本語入力システムには「ATOK」を採用。文脈に沿った効率的な変換ができると同時に、変換候補を予測表示して少ないキー入力でラベル作成ができるのも好印象だ。
ファイリング用のラベル作成はLatecoの得意分野。ファイルやインデックスラベル・インデックスカードなどの定型フォーマットが充実しているので、フォーマットを選ぶだけでそれぞれのサイズにあったラベルが作れる。さらに、うれしいのはインデックス作成。月日や索引など予め定型句が登録されているので、文字を入力しなくてもインデックスタイトルを作ることができる。小さなラベルに文字を書いたりする手間が大幅に削減する。
ところで、カシオ計算機のラベルライターには「NAME LAND」シリーズがある。Latecoとの違いはどこにあるのだろうか。NAME LANDは、本体・テープともにラインアップが豊富で、さまざまなニーズに対応できる製品群だ。一方、Latecoはラベルヘビーユーザーの業務効率化と経費削減を意識し、本体機能やテープにこだわった製品で、オフィスに欠かせない1台なのだ。
Latecoのネーミングには「Label toward ECO」という想いが込められている。ECOにはEcologyとEconomyの2つの意味があり、環境にも使う人にも配慮した新しいラベルライターなのだ。オフィスでラベルライター導入を検討しているのであれば、選択肢の筆頭候補といえるだろう。
大量のラベル印刷もお手の物のラベルライターだが、使っているうちにいくつかの不満も出てくる。例えば、使用頻度の高い職場では思いのほかラベルテープのコストがかかる、ラベルを台紙からはがしにくい、など。便利なのはいいけれど、それに慣れると、やはりもっと理想を追求したくなるのが人情だ。
ユーザーの不満の声を真摯に受け止めて、カシオ計算機は新ブランド「Lateco(ラテコ)」を立ち上げ、新製品として「EC-K10」を2月8日に発売した。この製品を利用することで、主にラベルライターの運用に関する“コスト”と、使用時の“イライラ”を解消でき、しかも“エコ”にもつながるのだ。
テープのムダを削減することで印刷効率がアップ
Latecoは、ラベル作成に関するムダを徹底的に省いた。例えば、テープの余白だ。ラベルライターは、その構造上、どうしてもプリントした先頭に何も書かれていない余白ができてしまう。Latecoは、その不要部分を大幅縮小化。従来品で16mmだった先頭余白を3mmまで短くしたのだ。これにより、テープ1本でラベルを5cmずつ印刷した場合、従来品で121枚、Latecoで150枚と、1本のテープで印刷できるラベル枚数の増加を実現(印刷条件:カシオ純正12mm幅テープ/5cmラベル/ハーフカット機能あり/テープごとに印刷内容が異なる)。結果として、1本あたりのテープ作成コストが軽減できるようになった。先頭余白の削減が可能になったのは、印刷時のテープ巻戻し機構の搭載と、感熱式の新開発テープを採用したからだ。感熱式と聞くと、昔の家庭用ファックスのイメージで耐久性に疑問を持つ人もいるかもしれない。しかし、Latecoのテープは発色層をPETフィルムでラミネートしているため、擦れや汚れに強い。試験を実施した結果、消しゴムで1kgの荷重を加えて500往復しても文字がほとんど擦れないほか、屋内蛍光灯の環境下を想定した紫外線を10年相当照射しても、ほとんど劣化が無かったそうだ。オフィスでの一般的な使用状況では、ほぼ印刷状態が変わらないということだ。
コスト削減という点では、テープの交換方法の変更によっても実現している。テープの交換の際、これまではプラスチックのカートリッジごと交換する必要があった。しかしLatecoでは、カートリッジを何度も使用でき、中身のテープのみを交換する詰め替え方式を採用。これにより、同じ幅、同じ長さのテープの場合、従来のラベルライターに比べ、1本あたり約200円(メーカー希望小売価格の場合)のコスト削減を可能とした。テープ先頭の余白の無駄削減、詰め替え方式のカートリッジ採用によるプラスチックゴミ削減とテープコスト低減により、エコノミーとエコロジーの両方に配慮しているのがLatecoの最大の強みだ。
作業負担の軽減でイライラも防ぐ
実際に使う際の作業負担軽減も追求している。テープにだけ切り込みを入れる「ハーフカット」機能を搭載しているため、指を軽くひっかけるだけでするっと台紙からラベルシールがはがせるのだ。たくさんのラベルを一度に貼ることを考えると非常に快適だ。さらに、新開発のテープでは、粘着剤を改良。しっかりと接着できるが、不要になったら、はがしやすく、糊が残りにくい(紙製ファイルを除く)。ファイルを再利用し、ラベルを貼り替える際、残った糊を落とす作業が不要になり、作業者のストレスを低減する。
入力の快適さにも注目したい。本モデルでは、キーボードのキー数を減らし、すっきりとレイアウトしている。それにより、一つひとつのボタンが大きくなり、正確な入力が可能になった。日本語入力システムには「ATOK」を採用。文脈に沿った効率的な変換ができると同時に、変換候補を予測表示して少ないキー入力でラベル作成ができるのも好印象だ。
ファイリング用のラベル作成はLatecoの得意分野。ファイルやインデックスラベル・インデックスカードなどの定型フォーマットが充実しているので、フォーマットを選ぶだけでそれぞれのサイズにあったラベルが作れる。さらに、うれしいのはインデックス作成。月日や索引など予め定型句が登録されているので、文字を入力しなくてもインデックスタイトルを作ることができる。小さなラベルに文字を書いたりする手間が大幅に削減する。
ところで、カシオ計算機のラベルライターには「NAME LAND」シリーズがある。Latecoとの違いはどこにあるのだろうか。NAME LANDは、本体・テープともにラインアップが豊富で、さまざまなニーズに対応できる製品群だ。一方、Latecoはラベルヘビーユーザーの業務効率化と経費削減を意識し、本体機能やテープにこだわった製品で、オフィスに欠かせない1台なのだ。
Latecoのネーミングには「Label toward ECO」という想いが込められている。ECOにはEcologyとEconomyの2つの意味があり、環境にも使う人にも配慮した新しいラベルライターなのだ。オフィスでラベルライター導入を検討しているのであれば、選択肢の筆頭候補といえるだろう。