新生活の本命マシン! 10万円を切る「HUAWEI MateBook 13」のコスパを検証
スマートフォンメーカーとして知られているファーウェイだが、2017年7月からは国内のPC市場にも本格参入し、着実に人気を獲得している。3月15日に発売された新製品「HUAWEI MateBook 13」は、その人気がさらに加速することを予感させる一台だ。最新の第8世代インテルCoreプロセッサーを搭載しながら、Core i5搭載モデルで税別9万円台というコスパを実現。上位機種でも、他社の同等クラスのモデルと比較するとお値打ち感があり、新生活を迎える学生やビジネスマンにとっては買い替えの本命となるかもしれない。
そして、同モデルの最大の魅力といえるのが、開いたときに大きく広がるフルビューディスプレイだ。もっとも狭い部分で約4.4mmという極狭ベゼルによって面占有率88%を実現。2K(2160×1440/200ppi)解像度、sRGB100%をカバーする色域、1000:1の高いコントラスト比という高い描写性能で、高精細な画面表示が可能だ。縦横比が3:2であることも特徴。実際に作業をするとよくわかるが、縦に長いことで、スクロールの頻度が減り、マルチタスクの作業領域を広々と使うことができる。
「この価格帯で!」と驚いたのが、指紋センサーと一体になった電源ボタンだ。設定しておけば、ログイン画面で電源ボタンに指紋を登録した指を置くだけで瞬時にロックを解除できる。セキュアである点はもちろん、手間をとらないという点でも、使わなければ損な機能だ。
最近のモバイルノートPCは小型・薄型化によって持ち運びしやすくなった一方、インターフェースがすっきりしすぎてしまったという不満をもつ人も多いだろう。「HUAWEI MateBook 13」もコネクタは最小限で、USB-Cを側面の左右にそれぞれ1口(充電+データ転送 映像出力+データ転送)、イヤホンジャックを備えるのみだ。
ただ、その代わりに「HUAWEI MateBook 13」はすべてのモデルに標準装備で、HDMI/VGA/USB-A/USB-C端子を備えるファーウェイ純正のドッグステーション「HUAWEI MateDock 2」を同梱する。これならどんな場所でも接続において不便に感じることがなさそうだ。
ファーウェイならではの機能として見逃せないのが、NFCを活用した「Huawei Share 3.0」の「OneHop」だ。これは同社のスマホ(NFC、EMUI9.0以降のOSを搭載)をPC本体のマウスパッド右に備わったNFCに近づけることで、写真データを転送することができるというもの。ケーブルで接続してデータを取り出したり、クラウドにアップロードしてアクセスしたり、といった一般的な手段と比べると、手間も時間もほとんどかからない。
さらに便利なのは、PCからスマホにキャプチャー画面を転送することもできる点だ。PCとスマホのどちらもファーウェイ製であることが条件ではあるが、それぞれのデータがシームレスに共有できる感覚は快適で癖になる。仕事でもプライベートでも実用性は高そうだ。
「HUAWEI MateBook 13」で実際に作業して感じたのは、優秀なモバイルノートPCでありながら、「小さい・薄い」とトレードオフで犠牲になりがちな要素をうまく克服しているということだ。スペックはもちろんキーボードやタッチパッド、インターフェースの使い勝手がユーザー目線でよく設計されている。「Huawei Share 3.0」の「OneHop」のように、「HUAWEI MateBook」だからこその機能があるのも魅力的。これまでのコスパモデルといわれるPCにはできなかった高いパフォーマンスが期待できるだろう。(BCN・大蔵 大輔)
高級機に匹敵する美しいデザインと2Kフルビューディスプレイ
「HUAWEI MateBook 13」は“スペースグレー”という名称のダークグレーのメタルボディを採用。天面にはダイヤモンドカットのファーウェイロゴがさりげなく刻印されている。まず、惹かれるのは、A4サイズのコンパクトなサイズ感だ。詳細に比較すると、横幅はA4よりやや短い。小さめのビジネスバッグでも、余裕をもって入れることができそうだ。エッジ部分は丸みを帯びており、持ち上げたときにしっくりと手になじむ。そして、同モデルの最大の魅力といえるのが、開いたときに大きく広がるフルビューディスプレイだ。もっとも狭い部分で約4.4mmという極狭ベゼルによって面占有率88%を実現。2K(2160×1440/200ppi)解像度、sRGB100%をカバーする色域、1000:1の高いコントラスト比という高い描写性能で、高精細な画面表示が可能だ。縦横比が3:2であることも特徴。実際に作業をするとよくわかるが、縦に長いことで、スクロールの頻度が減り、マルチタスクの作業領域を広々と使うことができる。
作業効率を重視した実用性のある設計&機能
厚さは約14.9mmと薄いが、キーボードは意外にもしっかりした打鍵感がある。キーストロークは約1.2mmとバタフライキーボードとしては深めで、テキスト入力などタイピングの時間が長い人でも疲れにくそうだ。また、タッチパッドが広めに確保されているのもうれしい。マウスのない環境下での細かい作業でも楽にこなすことができた。「この価格帯で!」と驚いたのが、指紋センサーと一体になった電源ボタンだ。設定しておけば、ログイン画面で電源ボタンに指紋を登録した指を置くだけで瞬時にロックを解除できる。セキュアである点はもちろん、手間をとらないという点でも、使わなければ損な機能だ。
最近のモバイルノートPCは小型・薄型化によって持ち運びしやすくなった一方、インターフェースがすっきりしすぎてしまったという不満をもつ人も多いだろう。「HUAWEI MateBook 13」もコネクタは最小限で、USB-Cを側面の左右にそれぞれ1口(充電+データ転送 映像出力+データ転送)、イヤホンジャックを備えるのみだ。
ただ、その代わりに「HUAWEI MateBook 13」はすべてのモデルに標準装備で、HDMI/VGA/USB-A/USB-C端子を備えるファーウェイ純正のドッグステーション「HUAWEI MateDock 2」を同梱する。これならどんな場所でも接続において不便に感じることがなさそうだ。
癖になるモバイル端末との一体感!
モバイルノートPCの生命線ともいえるバッテリーの連続駆動時間はJEITA 2.0基準で約14.7時間。試しに充電なしで持ち歩いて作業したが、1日中バッテリー切れの心配をすることなく快適に使えた。ちなみに充電用のポケットチャージャーは他のUSB-C搭載端末にも対応しているので、一台持ち歩いておけばスマートフォンやタブレット、モバイルバッテリーの充電用にも流用することができる。15分で約2.5時間分のチャージができる急速充電にも対応するので、非常に重宝する。ファーウェイならではの機能として見逃せないのが、NFCを活用した「Huawei Share 3.0」の「OneHop」だ。これは同社のスマホ(NFC、EMUI9.0以降のOSを搭載)をPC本体のマウスパッド右に備わったNFCに近づけることで、写真データを転送することができるというもの。ケーブルで接続してデータを取り出したり、クラウドにアップロードしてアクセスしたり、といった一般的な手段と比べると、手間も時間もほとんどかからない。
さらに便利なのは、PCからスマホにキャプチャー画面を転送することもできる点だ。PCとスマホのどちらもファーウェイ製であることが条件ではあるが、それぞれのデータがシームレスに共有できる感覚は快適で癖になる。仕事でもプライベートでも実用性は高そうだ。
「HUAWEI MateBook 13」で実際に作業して感じたのは、優秀なモバイルノートPCでありながら、「小さい・薄い」とトレードオフで犠牲になりがちな要素をうまく克服しているということだ。スペックはもちろんキーボードやタッチパッド、インターフェースの使い勝手がユーザー目線でよく設計されている。「Huawei Share 3.0」の「OneHop」のように、「HUAWEI MateBook」だからこその機能があるのも魅力的。これまでのコスパモデルといわれるPCにはできなかった高いパフォーマンスが期待できるだろう。(BCN・大蔵 大輔)