あおり運転対策で注目のドライブレコーダー 高耐久microSDカードでさらに安心

 あおり運転や事故対策で話題になったドライブレコーダーだが、せっかく記録した映像が万が一の時に使えなかったら無駄になる。対策の一つとして考えられるのは、ドライブレコーダーでの使用を想定した高耐久のmicroSDカードを利用することだ。

東芝メモリが春に発売する予定のドライブレコーダーでの使用を想定した
「EXCERIA 高耐久microSDHC/microSDXC UHS-1 メモリカード(M303E)」

 2月28日~3月3日にパシフィコ横浜で開催された「CP+2019」では、東芝メモリが春に発売する予定の「EXCERIA 高耐久microSDHC/microSDXC UHS-1 メモリカード(M303E)」を参考展示していた。東芝メモリ営業本部 販売推進統括部 販売推進第四部 販売推進第七担当 入江健介主務は、「GW前の発売を目指す」という。
 
入江健介主務

 国民生活センターの調査によると、ドライブレコーダーの記録映像を確認した人のうち、正常に記録されていなかった経験がある人の割合は約7%。この数値には、記録媒体の異常も含まれている。
 
万が一の時にドライブレコーダーの記録が使えないと備えが無駄になってしまう

 M303Eの32GBと64GBモデルは、フルHD録画で累積約3000時間の繰り返し録画耐久性を実現。128GBは累計6000時間の高い耐久性を持つ。一般ドライバーの約95%は1日の運転時間が4時間以内で、合計しても年間約1460時間なので、十分な耐久性を確保しているといえる。さらに、購入から2年間の無料交換保証がついていながらも、一般的な製品の500円増し程度で販売する予定だ。
 
一般的なドライバーが使用するなら、M303Eは十分な性能を備えている

 一般的なmicroSDカードの読み書き回数は明示されていないが、M303Eはその倍以上の回数の読み書きが可能だという。また、32GBと64GBの録画耐久性が同じなのは、対応するドライブレコーダーが多く、手頃な価格の32GBモデルを重要視しているから。内部構造工夫することで耐久性をアップさせている。

 防水性能はIPX7で、温度は-25~85℃まで耐えられるほか、読み出し速度が98MB/秒、書き出し速度が65MB/秒と、microSDカードとしての基本的な性能を備えている。
 
M303Eの特徴

 入江主務は、「まずは、ドライブレコーダーの利用においてmicroSDカードは消耗品であることを理解していただきたい。一般的なmicroSDカードには、ドライブレコーダーでの使用を想定していない製品が多いので、こうした事実も改めて啓発していきたい」と語る。

 M303Eは、耐久性・保証・価格の3拍子揃った製品。32GB、64GB、128GBをラインアップしている。最長10連休と長くなる2019年のGWは、外に出かける機会も増えるかもしれない。万が一の事態に備え、安心できる要素は増やしておきたいところだ。