2019年から始める完全ワイヤレスイヤホン! 「GLIDiC Sound Air TW-7000」は入門者におすすめ
2018年に大ブレイクした左右が独立した完全ワイヤレスイヤホン。市場が拡大するにつれて、よりハイパフォーマンスのモデルが続々と登場してきている。その中で、今回、一押ししたいのがGLIDiC(グライディック)が12月14日に発売した「GLIDiC Sound Air TW-7000(以下、TW-7000)」だ。
名前を聞いたことのない読者のために説明すると、GLIDiCはSB C&Sが「SoftBank SELECTION」で立ち上げたオーディオブランドだ。完全ワイヤレスイヤホンは「TW-7000」が2代目となる。
オーディオ専業ブランドじゃないのか、と侮るなかれ。初代の「TW-5000」は、国内最高権威のオーディオ・ビジュアル・アワード「VGP2018」のBluetooth完全ワイヤレスイヤホン(1万円未満)で金賞を獲得。並み居る強豪を制し、その実力を証明した。記者も実際に試したが、1万円未満とは思えない完成度に驚いた。コンパクトかつスタイリッシュなデザインもいい。6月末に新色のシャンパンゴールドが発売されたこともあり、女性からも高い支持を得ていたようだ。
「でも、個人的にはもうちょっと上の音質で聞きたいなぁ……」と思っていた矢先、登場したのが「TW-7000」だった。一回聞けば、その進化は明白。「TW-5000」でやや気になっていたノイズが解消されてクリアに、高音はのびやかに、重低音はよりずっしりと響くようにアップデートされていた。癖がなく、どんなジャンルの音楽にも合わせやすそうな音づくりなので、音の傾向に強いこだわりがないのであれば、初心者でも外せないモデルといえる。
「TW-7000」を入門機に押すのには音質以外にも理由がある。まずは、税込で実売1万4990円という価格。「TW-5000」よりは高いが、音質や使い勝手を考慮すれば、十分に差額以上の恩恵を受けられる。オーディオメーカー各社の完全ワイヤレスイヤホン最新モデルの音質はもちろん素晴らしいのだが、価格帯は2~5万円台が大半。“最初の一台”ということであれば、1万5000円程度は買いやすい価格だ(逆にそれ以下だと当たり外れがあるというのが記者の経験則)。
次に「これは高級モデル以上」といえるのが、バッテリーのもちだ。「TW-7000」は、フル充電で9時間の連続再生という現時点では最高クラスといえるタフバッテリーを実現している。市場で圧倒的シェアを誇るAppleの「AirPods」が5時間ということを考えれば、このスペックの優位性がお分かりいただけるだろう。
まだ使ったことがないという人にはイメージが沸きづらいかもしれないが、こと完全ワイヤレスイヤホンに関しては、バッテリーのもちは優先度の高い項目だ。記者は完全ワイヤレスイヤホンを通勤と外出時で、1日約2時間利用しているが、5時間程度のバッテリーだと2~3日充電を忘れると、すぐにバッテリー残量低下のアラートが鳴る。
「TW-7000」は充電ケースも含めると、連続使用可能時間は最大25時間。充電なしで1日約2時間の使用を1週間続けてみたが、バッテリーは切れず使用することができた。
バッテリー周りでは充電時間が短いのもうれしい。イヤホンは約1時間、充電用ケースは約2時間で満タンになるので、充電切れの状態でも空いた時間でさっとチャージすることができる。また、イヤホンをケースに入れて10分間で2時間の連続使用可能なバッテリーをチャージする急速充電にも対応。細かくスペックを説明したが、要するに“バッテリーを気にする必要が少ない”ということだ。「TW-7000」なら完全ワイヤレスイヤホンにちょっとした不安を抱いている人も、想像以上の利便性を実感できるはずだ。(BCN・大蔵 大輔)
名前を聞いたことのない読者のために説明すると、GLIDiCはSB C&Sが「SoftBank SELECTION」で立ち上げたオーディオブランドだ。完全ワイヤレスイヤホンは「TW-7000」が2代目となる。
オーディオ専業ブランドじゃないのか、と侮るなかれ。初代の「TW-5000」は、国内最高権威のオーディオ・ビジュアル・アワード「VGP2018」のBluetooth完全ワイヤレスイヤホン(1万円未満)で金賞を獲得。並み居る強豪を制し、その実力を証明した。記者も実際に試したが、1万円未満とは思えない完成度に驚いた。コンパクトかつスタイリッシュなデザインもいい。6月末に新色のシャンパンゴールドが発売されたこともあり、女性からも高い支持を得ていたようだ。
「でも、個人的にはもうちょっと上の音質で聞きたいなぁ……」と思っていた矢先、登場したのが「TW-7000」だった。一回聞けば、その進化は明白。「TW-5000」でやや気になっていたノイズが解消されてクリアに、高音はのびやかに、重低音はよりずっしりと響くようにアップデートされていた。癖がなく、どんなジャンルの音楽にも合わせやすそうな音づくりなので、音の傾向に強いこだわりがないのであれば、初心者でも外せないモデルといえる。
「TW-7000」を入門機に押すのには音質以外にも理由がある。まずは、税込で実売1万4990円という価格。「TW-5000」よりは高いが、音質や使い勝手を考慮すれば、十分に差額以上の恩恵を受けられる。オーディオメーカー各社の完全ワイヤレスイヤホン最新モデルの音質はもちろん素晴らしいのだが、価格帯は2~5万円台が大半。“最初の一台”ということであれば、1万5000円程度は買いやすい価格だ(逆にそれ以下だと当たり外れがあるというのが記者の経験則)。
次に「これは高級モデル以上」といえるのが、バッテリーのもちだ。「TW-7000」は、フル充電で9時間の連続再生という現時点では最高クラスといえるタフバッテリーを実現している。市場で圧倒的シェアを誇るAppleの「AirPods」が5時間ということを考えれば、このスペックの優位性がお分かりいただけるだろう。
まだ使ったことがないという人にはイメージが沸きづらいかもしれないが、こと完全ワイヤレスイヤホンに関しては、バッテリーのもちは優先度の高い項目だ。記者は完全ワイヤレスイヤホンを通勤と外出時で、1日約2時間利用しているが、5時間程度のバッテリーだと2~3日充電を忘れると、すぐにバッテリー残量低下のアラートが鳴る。
「TW-7000」は充電ケースも含めると、連続使用可能時間は最大25時間。充電なしで1日約2時間の使用を1週間続けてみたが、バッテリーは切れず使用することができた。
バッテリー周りでは充電時間が短いのもうれしい。イヤホンは約1時間、充電用ケースは約2時間で満タンになるので、充電切れの状態でも空いた時間でさっとチャージすることができる。また、イヤホンをケースに入れて10分間で2時間の連続使用可能なバッテリーをチャージする急速充電にも対応。細かくスペックを説明したが、要するに“バッテリーを気にする必要が少ない”ということだ。「TW-7000」なら完全ワイヤレスイヤホンにちょっとした不安を抱いている人も、想像以上の利便性を実感できるはずだ。(BCN・大蔵 大輔)