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文書校正力が向上した「一太郎2019」、最上位モデルはブリタニカ国際年鑑 特別編集版を収録

 ジャストシステムは12月4日、ワープロソフト「一太郎」シリーズの最新バージョンとして「一太郎2019」を発表した。スタンダードの「一太郎2019」、秀英体8書体や明鏡国語辞典などを収録する「一太郎2019 プレミアム」、ブリタニカ国際年鑑 特別編集版や画像データベース「Britannica ImageQuest」などを収録する「一太郎2019 スーパープレミアム」と統合グラフィックソフト「花子2019」の4モデルを2月8日に発売する。

「一太郎」シリーズの最新バージョン「一太郎2019」が2月8日に発売

 一太郎2019は、文章校正支援ツール「Just Right! 6」の校正エンジンを活用し、文書校正精度が向上。常用漢字表にない漢字を含む単語に対する指摘精度が上がり、訂正候補が適切に表示されりようになった。また、「略称チェック」機能を追加し、略称が使われていない場合や再定義されている場合などに不整合を指摘する。

 書籍や冊子のレイアウトを高品質に作成できる新機能も搭載。見出しを複数行分のスペース中央に配置できる「行取り」ができるようになったほか、タイトルや見出しなどの段落スタイルを一括設定できる「スタイルセット」の種類を補強。本を開いた状態での見え方を確認できる「見開き表示」も可能になった。日本語入力システムには最新の「ATOK for Windows 一太郎2019 Limited」を採用。アップデートによって、2019年5月からの新元号にも対応する。
 
「略称チェック」や「見開き表示」などの新機能を実装

 上位バージョンの「スーパープレミアム」と「プレミアム」に収録する「詠太9」は、「一太郎」文書やウェブブラウザのテキストを読み上げることができるソフト。前バージョンに話し方に落ちついた明瞭な語り口の日本語男性話者を追加。また、人名や地名といった名詞の読み方を抑揚を中心に1600語以上拡充。読み上げ精度も向上している。

 「スーパープレミアム」限定の「ブリタニカ国際年鑑 特別編集版」は創刊250周年の特別仕様。1993年版から2018年版までの各年鑑から「特別寄稿」「特別リポート」「スポットライト」を厳選して収録し、文書作成時に簡単に引用することができる。また、世界有数の美術館などから許諾を得た、さまざまな分野の貴重な写真やイラストを300万点以上収録したオンラインサービス「Britannica ImageQuest」も「スーパープレミアム」限定の機能。利用開始から1年間の期限付きで個人利用することができる。
 
「スーパープレミアム」なら「ブリタニカ国際年鑑 特別編集版」の参照や文章中での引用ができる

 税別価格は、一太郎2019の通常版が2万円、特別優待版が9800円、バージョンアップ版が8000円、アカデミック版が8000円。一太郎2019 プレミアムの通常版が2万5000円、特別優待版が1万8000円、バージョンアップ版が1万5000円、アカデミック版が1万5000円。一太郎2019 スーパープレミアムの通常版が3万8000万円、特別優待版が3万1000円、バージョンアップ版が2万8000円、アカデミック版が2万8000円。
 
各バージョンの収録機能一覧

 「カバー・帯」用紙を新たに追加するなど、書籍作成用ツールが充実した統合グラフィックソフトの花子2019は、通常版が9800円、書籍セットが1万200円、優待版が7000円。なお、花子2019は一太郎 スーパープレミアムと一太郎 プレミアムにも収録している。