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世界初のハイブリッドデュアルコイル採用、テックウインドがMeze Audio製ヘッドホンを発売へ

 テックウインドは、世界初となる平面磁界駆動型ハイブリッドデュアルコイルのMeze Audio製ヘッドホン「Empyrean(エンピリアン)」を12月に発売する。11月3日に予約を開始した。価格はオープンで、税込の販売価格は45万8000円。

Meze Audio製ヘッドホン「Empyrean」

 Empyreanに採用した平面磁界ハイブリッドデュアルコイルドライバーは、11万hzの周波数再生を可能とし、拡散と反射によって起こる遅延を減少させ、ひずみ率(THD)として全体周波数の0.1%を実現。「MZ3」と名付けられていて、ウクライナのRinaroが開発した。

 また、振動版内に配置の低域スイッチバックコイルと中高域スパイラルコイルという2つの異なるボイスコイルによって、バランスの取れた周波数帯域を確保。耳の形に近い卵型の中に2つのコイルを配置して周波数の遅れなどを解消している。

 ドライバーに加えて、イヤーカップも等磁力構造。しかも、特許出願中の強磁性プレートを採用している。これによって、磁場をドライバーに戻して出力の向上につなげている。同梱されている2種類のイヤーパッド(レザーとアルカンターラ素材)の固定部分にも、この磁力を利用している。

 シャーシ部分は、アルミニウムから正確なCNC加工で削り出され、すべて職人が手作業でスケルトンに仕上げている。重さは、約430gと非常に軽い。さらに、特許出願中のサスペンションウィングヘッドバンドによって、レザーヘッドレストの表面積を増加させて不快な圧力を緩和することで最適な着け心地を実現している。