宅配ボックス「KeePo」、Amazonのダンボールを意識した3サイズ可変式
神奈川県横浜市に本社を置く、RIZAPグループのハウスメーカー・タツミプランニングは、戸建用外壁埋め込み型宅配ボックス「KeePo(キーポ)」を10月1日に発売する。税別価格は15万円。
新築時の住宅設備の一つとして位置付け、ユーザーの視点に立ち、「前入れ・前出し」「2カ所の荷物受け取り」「大・中・小の3サイズ可変」「建物外観になじむデザイン」といった、従来の戸建て用宅配ボックスにはない機能性を盛り込んだ。
ハウスメーカーである同社には施主から直接声が届く。アフターフォローなどの際に「宅配ボックスがあればよかった」という声を聞き、工務店だからこその知見を生かし、ステンレス加工の専門企業とタッグを組み、1年間の開発期間を経て製品化したという。今回の「KeePo」の発売を機に、同社は外販事業に参入。同社と取引実績のある商社などの販売代理店経由で販売し、3年間で5万個の販売を目指す。
サイズは幅440×奥行き564×高さ704mmで、可変仕切りで大・小の二つの荷室を一体化すると、最大幅350×奥行き420×高さ680mmの荷物を受け取ることができる。耐荷重は上段(荷室・小)が5kgまで、下段(荷室・大)・全体では20kgまで。上段の受け取り可能サイズは、Amazonで最もよく使われているダンボールに合わせたという。本体カラーはシルバーで、オプションでマットブラック、ホワイトも用意する。
横浜・みなとみらいにある同社ショールームで行われた製品発表会で、まずは米山茂代表取締役が挨拶し、開発コンセプトや意気込みを語った。折しも前日は、住宅関連メーカー大手のLIXILが戸建住宅向けとして初めてスマートフォンとの連携機能を搭載した「スマート宅配ポスト」を発表し、発売日も重なった。しかし、新築マンションでは宅配ロッカーが標準の共有設備となっているものの、戸建て住宅ではまったく普及していない実情を踏まえ、「現時点ではシンプルに、誰でも使えることが重要。スマホ対応やIT技術は、今回は取り入れなかった」と話した。
続いて執行役員 生産管理本部 本部長の松嶋和博氏が、機能や特徴を説明。さらに、参加者の質疑応答に答えた。
国は、「省エネ」と太陽光発電などによる「創エネ」を組み合わせ、年間の一次エネルギー消費量が正味でゼロ以下となる家「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス、略称ZEH(ゼッチ)」が、2020年に注文戸建住宅の過半数で実現することを目標に掲げている。タツミプランニングは自社の設計・デザイン精鋭チームが手掛ける、高気密・高断熱のテクノロジーハウス「魔法びんハウス」で知られており、自社物件では「KeePo」は標準仕様となる。
松嶋氏は記者の質問に対し、「『KeePo』は外壁部分に丸ごと埋め込むため、強みの高気密性には影響しない」と答えた。同社では、今後、リフォーム工事なしに既存の戸建て住宅に設置できる外付け型や、防火地域対応モデルなどの開発を進めていく。
新築時の住宅設備の一つとして位置付け、ユーザーの視点に立ち、「前入れ・前出し」「2カ所の荷物受け取り」「大・中・小の3サイズ可変」「建物外観になじむデザイン」といった、従来の戸建て用宅配ボックスにはない機能性を盛り込んだ。
ハウスメーカーである同社には施主から直接声が届く。アフターフォローなどの際に「宅配ボックスがあればよかった」という声を聞き、工務店だからこその知見を生かし、ステンレス加工の専門企業とタッグを組み、1年間の開発期間を経て製品化したという。今回の「KeePo」の発売を機に、同社は外販事業に参入。同社と取引実績のある商社などの販売代理店経由で販売し、3年間で5万個の販売を目指す。
サイズは幅440×奥行き564×高さ704mmで、可変仕切りで大・小の二つの荷室を一体化すると、最大幅350×奥行き420×高さ680mmの荷物を受け取ることができる。耐荷重は上段(荷室・小)が5kgまで、下段(荷室・大)・全体では20kgまで。上段の受け取り可能サイズは、Amazonで最もよく使われているダンボールに合わせたという。本体カラーはシルバーで、オプションでマットブラック、ホワイトも用意する。
横浜・みなとみらいにある同社ショールームで行われた製品発表会で、まずは米山茂代表取締役が挨拶し、開発コンセプトや意気込みを語った。折しも前日は、住宅関連メーカー大手のLIXILが戸建住宅向けとして初めてスマートフォンとの連携機能を搭載した「スマート宅配ポスト」を発表し、発売日も重なった。しかし、新築マンションでは宅配ロッカーが標準の共有設備となっているものの、戸建て住宅ではまったく普及していない実情を踏まえ、「現時点ではシンプルに、誰でも使えることが重要。スマホ対応やIT技術は、今回は取り入れなかった」と話した。
続いて執行役員 生産管理本部 本部長の松嶋和博氏が、機能や特徴を説明。さらに、参加者の質疑応答に答えた。
国は、「省エネ」と太陽光発電などによる「創エネ」を組み合わせ、年間の一次エネルギー消費量が正味でゼロ以下となる家「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス、略称ZEH(ゼッチ)」が、2020年に注文戸建住宅の過半数で実現することを目標に掲げている。タツミプランニングは自社の設計・デザイン精鋭チームが手掛ける、高気密・高断熱のテクノロジーハウス「魔法びんハウス」で知られており、自社物件では「KeePo」は標準仕様となる。
松嶋氏は記者の質問に対し、「『KeePo』は外壁部分に丸ごと埋め込むため、強みの高気密性には影響しない」と答えた。同社では、今後、リフォーム工事なしに既存の戸建て住宅に設置できる外付け型や、防火地域対応モデルなどの開発を進めていく。