PowerDirector最新版は基本機能が大幅向上、初のサブスクリプション型も

 サイバーリンクは、9月26日、ビデオ編集ソフト「PowerDirector 17」を発表した。今回から従来の買い切り型に加えて、定期契約プランのサブスクリプション型も合わせて販売する。

PowerDirector最新版(左から「PowerDirector 365」、「Ultimate Suite 通常版」、「Ultra 通常版」、「Standard」のパッケージ)

 PowerDirector最新版は基本機能や使い勝手を大幅にアップデート。使用頻度の高い「タイトル」の編集では、6種類の特殊エフェクト(炎、ライト、稲妻、LEDサイン、ネオンサイン、電波)を搭載。サイズ、カラー、不透明度などを調整して、演出力のあるテキストを生成できる。
 
タイトルで使用できる6種類の特殊エフェクト

 ニーズの高かったタイトル背景の挿入機能も実装した。さらにテレビ番組やCMでよく利用されるモリサワフォント10種類を追加したことで、ユーザーは手軽にワンランク上の動画を制作することができる。
 
テレビ番組やCMでよく利用されるモリサワフォント10種類を追加

 タイムラインはプロジェクトを細分化して編集することができるネスト編集に対応。長時間のプロジェクトであっても、切り分けることで全体像を把握しながら作業することができる。また。編集前にビデオの必要部分をトリミングできる新機能「プレカット」は作業の時短に貢献する。
 
作業効率化に貢献するネスト編集とプレカット

 このほか、最大四つの動画の開始タイミングを合わせたコラージュ動画を制作できる「マルチカム&ビデオコラージュ」、1フレームごとの調整が可能になった「モーショントラッキング」、最大3色まで指定できるようになった「クロマキー合成」など、さまざまな機能を強化した。
 
便利な編集機能も強化されている

 サブスクリプション型の「PowerDirector 365」は、買い切り型の機能に加えて、最新のプロフェッショナル機能や豊富な音楽・効果音素材を使用可能。これまで単独で販売していた「AIスタイルトランスファー」を収録し、動画をアート作品のように変換することができる。
 
サブスクリプション型は豊富な機能や素材を収録

 9月26日に販売開始するダウンロード版の税別価格は以下の通り。サブスクリプションの「Director Suite 365 1年版」が1万4796円、「PowerDirector 365 1年版」が6493円、PowerDirector 17の「Ultimate Suite 通常版」が1万9426円、「Ultimate Suite アップグレード版」が1万2019円、公式Webサイト限定の「Ultimate 通常版」が1万4796円、「Ultimate アップグレード版」が1万1093円、「Ultra 通常版」が1万2019円、「Ultra アップグレード版」が7852円、「ColorDirector 7 通常版」が1万1093円、「ColorDirector 7 アップグレード版」が8315円、「AudioDirector 9 通常版」が1万1093円、「AudioDirector 9 アップグレード版」が8315円。
 
エディションごとの機能比較

 10月26日に販売開始するパッケージ版の税別価格は以下の通り。「PowerDirector 365」が6980円、「Ultimate Suite 通常版」が1万9500円、「Ultimate Suite 乗換え・アップグレード版」が1万4000円、「Ultimate Suite アカデミック版」が1万2000円、「Ultra 通常版」が1万4500円、「Ultra 乗換え・アップグレード版」が8200円、「Ultra アカデミック版」が8000円、「Ultra 公認テクニカルガイドブック版」が1万6500円、「Standard」が4850円。