高画質・高機能のタブレットが2万円台で買える時代に! ファーウェイの「MediaPad T5」のコスパを検証
スマートフォン(スマホ)で大抵のことはこなすが、ときにはもっと大きな画面が欲しいという場面もあるだろう。そこでオススメなのがタブレット。しかし、スマホとタブレットで2台体制ともなれば、できるだけコスパのいい製品を選びたい。そんなニーズにぴったりなのが9月21日にファーウェイが発売する10.1インチタブレット「MediaPad T5」。思わずスペック表を二度見してしまうような高コスパモデルだ。
ディスプレイがWUXGA(1920×1200ドット)と高精細で、8コアの高性能プロセッサーも搭載。さらに独自の便利機能も多数搭載して、Wi-Fiモデルが税別2万2800円、LTEモデルが同2万6800円というのはかなりのお値打ち品ではないだろうか。そこで、家電量販店とネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」で価格水準を確認しながら実際に使ってみて、本機がどれだけお買い得なモデルなのか検証した。
画面サイズから比較すると「10.1インチ」モデルの平均単価は、Wi-Fiモデルで2万4844円、LTEモデルで3万1665円で「MediaPad T5」の発売価格はWi-Fi/LTEモデルともにすでに平均単価を下回っている。また解像度では「WUXGA(1920×1200ドット)」モデルの平均単価が、Wi-Fiモデルが2万6543円、LTEモデルが2万9331円とこちらも発売価格が下回っている。発売後には、さらに価格が下がることも期待でき、なかなかの割安感だ。
10.1インチ/WUXGA(1920×1200ドット)のディスプレイは色が鮮やか。映り込みの少ないIPSパネルなので、屋外でもくっきりと画面を視認することができる。映像コンテンツを再生して驚いたのが音のクオリティだ。「HUAWEI Histen」という独自のサウンド設計による画面下部の二つのスピーカーから出る音は、薄いきょう体からはイメージできないほどクリアで伸びやかだ。バッテリは5100mAhと大容量で、1080p動画で約8.9時間の連続再生が可能。エンタテインメントを楽しむには、申し分のない仕上がりになっている。
メモリはRAMが2GB、ROMが16GBと標準的な構成だが、特筆すべきはCPUに8コアの「HUAWEI Kirin659」を採用している点だ。この恩恵を感じたのは、二つのアプリを同時に画面に表示する「マルチディスプレイ」機能の使用時。「マルチディスプレイ」自体はいまや珍しい機能ではないが、負荷の大きいゲームや動画が立ち上がっている場合、タブレットのスペックが低いと動作がもたつくことがある。「MediaPad T5」はこの動作が非常にスムーズで、マルチタスクのメリットを最大限に生かし切ることができた。
独自機能も便利なものが多い。まずは、ブルーライトをカットする「視力保護モード」。設定からON/OFFを切り替えられるほか、時間帯の指定も可能。暖色・寒色の調整もできる。
小さい子ども向けに最適化したキッズモードもよくできている。起動するとオリジナルのホーム画面に移行。ペイントやカメラ、キッズ向けゲームなど特定のアプリだけが使えるようになる。キッズモードから通常モードへの切り替えにはパスワードが必要なので、子どもが勝手に他の機能にアクセスする心配はない。また、キッズモードの利用時は常にBGMが流れる仕様なので、親が目を離さざるをえない状況になっても音で子どもの存在を感じる工夫もおもしろい。
さまざまな利用シーンで「MediaPad T5」を試した結果わかったのは、「スマホではできないこと」を補うサブ機として非常に優秀ということだ。高画質・高音質なので動画視聴専用として使えるし、マルチディスプレイを生かした外出先での資料作成用としても有用。また、2万円台ながらフレームが頑丈なので、キッズモードにして子どもに遊ばせるという使い方もありだ。新しく購入するタブレットの用途を想定しているなら、ぜひ「MediaPad T5」との相性を確かめてみてほしい。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
ディスプレイがWUXGA(1920×1200ドット)と高精細で、8コアの高性能プロセッサーも搭載。さらに独自の便利機能も多数搭載して、Wi-Fiモデルが税別2万2800円、LTEモデルが同2万6800円というのはかなりのお値打ち品ではないだろうか。そこで、家電量販店とネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」で価格水準を確認しながら実際に使ってみて、本機がどれだけお買い得なモデルなのか検証した。
同サイズ・同解像度のモデルと価格を比較
まずは「MediaPad T5」と現在市場に出回っている同等のスペックをもつモデルの価格比較から。「BCNランキング」で2018年8月のAndroidタブレット実売データを集計して確かめた。画面サイズから比較すると「10.1インチ」モデルの平均単価は、Wi-Fiモデルで2万4844円、LTEモデルで3万1665円で「MediaPad T5」の発売価格はWi-Fi/LTEモデルともにすでに平均単価を下回っている。また解像度では「WUXGA(1920×1200ドット)」モデルの平均単価が、Wi-Fiモデルが2万6543円、LTEモデルが2万9331円とこちらも発売価格が下回っている。発売後には、さらに価格が下がることも期待でき、なかなかの割安感だ。
8コアプロセッサーでマルチタスクも快適!
一方、使い心地はどうだろう。まずは、デザインと操作感。安価なタブレットはプラスチック樹脂で分厚い、いかにもチープなきょう体が多いが、「MediaPad T5」はメタリックの上品な質感。重さ465g/薄さ7.8mmとスリムで軽く片手で長時間持っていても、あまり負担に感じない。横向きで利用することを想定した設計になっており、電源や音量調整ボタンもコントロールしやすい場所にある。10.1インチ/WUXGA(1920×1200ドット)のディスプレイは色が鮮やか。映り込みの少ないIPSパネルなので、屋外でもくっきりと画面を視認することができる。映像コンテンツを再生して驚いたのが音のクオリティだ。「HUAWEI Histen」という独自のサウンド設計による画面下部の二つのスピーカーから出る音は、薄いきょう体からはイメージできないほどクリアで伸びやかだ。バッテリは5100mAhと大容量で、1080p動画で約8.9時間の連続再生が可能。エンタテインメントを楽しむには、申し分のない仕上がりになっている。
メモリはRAMが2GB、ROMが16GBと標準的な構成だが、特筆すべきはCPUに8コアの「HUAWEI Kirin659」を採用している点だ。この恩恵を感じたのは、二つのアプリを同時に画面に表示する「マルチディスプレイ」機能の使用時。「マルチディスプレイ」自体はいまや珍しい機能ではないが、負荷の大きいゲームや動画が立ち上がっている場合、タブレットのスペックが低いと動作がもたつくことがある。「MediaPad T5」はこの動作が非常にスムーズで、マルチタスクのメリットを最大限に生かし切ることができた。
独自機能も便利なものが多い。まずは、ブルーライトをカットする「視力保護モード」。設定からON/OFFを切り替えられるほか、時間帯の指定も可能。暖色・寒色の調整もできる。
小さい子ども向けに最適化したキッズモードもよくできている。起動するとオリジナルのホーム画面に移行。ペイントやカメラ、キッズ向けゲームなど特定のアプリだけが使えるようになる。キッズモードから通常モードへの切り替えにはパスワードが必要なので、子どもが勝手に他の機能にアクセスする心配はない。また、キッズモードの利用時は常にBGMが流れる仕様なので、親が目を離さざるをえない状況になっても音で子どもの存在を感じる工夫もおもしろい。
さまざまな利用シーンで「MediaPad T5」を試した結果わかったのは、「スマホではできないこと」を補うサブ機として非常に優秀ということだ。高画質・高音質なので動画視聴専用として使えるし、マルチディスプレイを生かした外出先での資料作成用としても有用。また、2万円台ながらフレームが頑丈なので、キッズモードにして子どもに遊ばせるという使い方もありだ。新しく購入するタブレットの用途を想定しているなら、ぜひ「MediaPad T5」との相性を確かめてみてほしい。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。