ニコン、光学125倍の超高倍率ズームを実現したコンデジ「COOLPIX P1000」

 ニコンは、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」の新製品として、世界最高の光学125倍ズームレンズを備えた「COOLPIX P1000」を9月14日に発売する。価格はオープンで、税込の実勢価格は14万円前後の見込み。

COOLPIX P1000

 焦点距離4.3~539mm(35mmフィルム換算で24~3000mm相当)の光学125倍ズームレンズ、有効画素数1605万画素の撮像素子、進化した画像処理エンジン「EXPEED」を搭載し、驚異的なズーム域での撮影を1台で可能にした。野鳥や月などの被写体を、これまでにない画角で撮影できるほか、色収差の補正に優れたスーパーEDレンズやEDレンズの採用によって、ズーム全域で解像感の高い画像が得られる。
 
光学125倍の超高倍率ズームレンズを搭載

 手ブレ補正は、角速度センサーと画像情報から検出した2つのブレ情報をもとに演算処理を行う「デュアル検知光学VR」を搭載し、5.0段の補正効果によって手持ちの超望遠撮影時でも効率的にブレを抑える。

 4K UHD/30pでも高精細な動画撮影に対応するほか、4K UHDで撮影した動画から静止画を切り出すこともできるので、連写撮影では捉えられない瞬間も残せる。

 本体には、広視野角の3.2型バリアングル液晶モニタと、ファインダー倍率約0.68倍(35mmフィルム換算)の高精細XGA有機EL電子ビューファインダーを備える。また、深いグリップでホールド性を確保し、手持ち撮影時の安定性を向上させるとともに、各種スイッチやボタンの操作性を追求した。さらに、被写体を捉えた状態でフォーカスモードを切り替えられる「フォーカスモードセレクター」やホワイトバランスなどのセッティングが可能な「コントロールリング」を備える。

 このほか、独自のRAWフォーマット「NRW」、自分だけの画づくりを手軽に実現する「COOLPIXピクチャーコントロール」、効果を付けて撮影できる「クリエイティブモード」、スーパーラプス動画/タイムラプス動画の撮影、スマートフォン/タブレット端末などからのリモート撮影や写真の自動転送が可能な「SnapBridge」など、多彩な機能に対応する。

 対応メディアはSDXC/SDHC/SDカード。サイズは幅146.3×高さ118.8×奥行き181.3mmで、重さは約1415g。