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「新4K衛星放送」に対応、地震で倒れにくい三菱の録画テレビ「REAL 4 K RA1000シリーズ」

新製品

2018/09/06 18:00

 三菱電機は今年12月1日に実用放送が開始される「新4K衛星放送」チューナーを内蔵した録画テレビ「REAL 4K RA1000シリーズ」を10月18日から発売する。価格はオープン。 10年目となるHDDとBDレコーダーの三位一体型の録画テレビ「REAL」は、これまで2Kにしか対応していなかったが、新たに4Kをラインアップした。

「新4K衛星放送」チューナー内蔵の「REAL 4K RA1000シリーズ」

 「RA1000シリーズ」は、58型の「LCD-A58RA1000」と50型の「LCD-A50RA1000」、40型の「LCD-A40RA1000」の3機種。BS/110度CS 4Kチューナー2基と、地上/BS/110度CSデジタルチューナー3基を搭載。新4K衛星放送あるいは現行の2K放送を視聴しながら、新4K衛星の1番組の録画や2Kの2番組同時録画ができる。

 内蔵HDDは2TBを搭載し、4KのDRモードで126時間の録画ができる。データ量が多い新4K衛星放送の録画時間に不安があるとしても、外付けHDDに対応しているので心配ない。また、録画した新4K衛星放送を、ハイビジョン録画モードにダウンコンバートしてBDにダビングすることも可能だ。BDの再生では、4Kならではの高画質が楽しめる「Ultra HD ブルーレイ」再生に対応している。
 
「Ultra HD ブルーレイ」再生に対応

 液晶パネルには、オリジナルの高色域パネル「ダイヤモンドパネル」を採用。通常は青色LEDと黄色蛍光体で白色を発光するが、赤色蛍光体と緑色蛍光体の光源を採用したことで、色域はBHR9比で約110%に向上した。色純度も向上したことで、色鮮やかな4K映像が楽しめる。

「生活家電」としてのテレビを追求

 三菱のREALは、白物家電のように誰でも使いやすく、生活に寄り添うテレビを開発思想のベースに据えており、「REAL 4K RA1000シリーズ」もそのコンセプトを継承する。例えば、HDDとBDの三位一体なので、背面のコードがアンテナ線のみですっきりしていて、テレビの裏の掃除を楽に行うことができる。新4K衛星放送チューナーが内蔵されているので、接続ケーブルが増えてゴチャゴチャになるといった心配もない。
 
背面コードがすっきりして掃除がしやすい「RA1000シリーズ」(左)

 根強い人気では、リモコンのボタン一つでテレビの角度が変えられるオートターン機能がある。ダイニングやキッチン、リビングなど、部屋のどこにいてもテレビを正面から見ることができる。
 
オートターン機能

 リモコンのボタンに新採用した「Quick Go(クイック ゴー)」も便利。テレビを見ながらこのボタンを押すと、画面の上に録画済みの番組がサムネイルで表示され、録画番組にすぐに移動できる。通常は、録画リスト一覧のような画面が表示されるので、一時的にテレビが視聴できなくなったり、試聴中の画面が録画リストの一覧表で覆われるといったことがあった。「Quick Go」は、テレビ視聴を遮ることなく、録画済み番組を探すことができる。
 
「Quick Go」ボタン搭載のリモコン(左)と録画一覧表示

 同じように、テレビを視聴しながら裏番組を探して、そのチャンネルに移動することもできる。裏でどのような番組が流れているか探す際に、わざわざ電子番組表(EPG)を開く必要がない便利な機能だ。

 家族の安心を考えるという点では、本体とスタンドを金属の板金で結合している耐転倒設計を施しているため、地震の時に倒れにくい。法律で定められた基準角度を超えて揺れても倒れにくいことが確認されている。厳しい品質管理で知られる三菱の基準をクリアしたREALならではの安心設計のこだわりは、「RA1000シリーズ」でも継承している。
 
安心の耐転倒設計

 ほかにも、Bluetoothによる送受信機能では、スマートフォンや携帯端末の音楽を、キレのいい独自開発の「DIATONE NCVスピーカー」で楽しんだり、耳の遠い家族がいる家庭では、テレビの音を手元のスピーカーで聞くといった使い方ができるように配慮している。

 最新の新4K衛星放送に対応した「REAL 4K RA1000シリーズ」は、10年にわたってREALが培ってきた生活家電としてのコンセプトやノウハウが、随所にちりばめられている。