タイガー魔法瓶、小容量炊飯器に圧力IHを追加、ラインアップ拡充で攻勢

新製品

2018/08/08 13:05

 タイガー魔法瓶は8月8日、共働きで子どもがいない夫婦をターゲットにした小容量3.5合炊きの「圧力IH炊飯ジャー炊きたて JPD-A060」の販売を9月に開始すると発表した。価格はオープンで、税別の実勢価格は6万9800円前後の見込み。

3.5合炊きの「圧力IH炊飯ジャー炊きたて JPD-A060」

 今回の製品によって、8月21日発売の働く独り暮らし女性向けの「IH炊飯ジャー JPF-A550(3合炊き)」と、同じく8月21日発売のセカンドライフを楽しむシニア夫婦向けの「土鍋圧力IH炊飯ジャー JPJ-A060(3.5合炊き)」と合わせて、小容量炊飯器で3機種にラインアップを拡充した。

 3機種に共通する横串は、「土鍋ごはん」に近いおいしさを貫いていること。縦串は、同じ少人数世帯でも家族構成や環境、ライフスタイルに合わせて価格帯とターゲットを変えていることだ。

 日本電機工業会(JEMA)によると、炊飯器市場全体における4合以下の小容量炊飯器の構成比は2014年に20.4%だったのが、17年に26.1%と増えている。子どもがいない夫婦共働き世帯や高齢化によるシニア夫婦世帯が増えている社会的な背景と連動している。
 
小容量炊飯器の合数別出荷割合の推移

 JPD-A060は、内釜の上部が熱伝導の高い「熱流コーティング」と、下部が蓄熱性の高い「熱封土鍋コーティング」を施している。この「熱流&熱封土鍋コーティング」による上部と下部の温度差が、対流を内釜内部に促して土鍋で炊いたような細かい泡立ちで沸騰させる。金属釜には、ステンレスとアルミを重ねた「9層遠赤特厚釜」を採用し、ふっくらとした炊き上がりを実現した。

 また、共働き世帯のライフスタイルを意識して、圧力搭載機種でありながらコンパクトなデザインと、背面もフラットでどこからでも美しく見える「360°デザイン」を採用した。

 さらに、健康な食生活を意識して、これまでの「麦めし」メニューに加えて「ゆで麦」メニューも新たに搭載。大麦に水を加えて炊くだけで、ゆでたような大麦を簡単においしく炊き上げる。つくり置きしてストックすることも可能だ。
 
えびとアボカドの大麦ミルフィーユサラダ

 ゆで麦を使って、えびとアボカドの大麦ミルフィーユサラダや麦入りキャロット・ラペ、野菜たっぷり麦入りトマトスープなど、日常の食生活に手軽でおいしい大麦をとり入れることができる。