宅配収納アプリ「trunk」から生まれたクラウド型物流システム「TRUNK X」

サービス

2018/07/09 12:00

 スマートフォンアプリを利用したクラウド型収納サービス「trunk(トランク)」を提供するトランクは、事業者向けに「TRUNK X(トランク エックス)」を展開している。「trunk」で培った独自の物流インフラシステムをもとに2017年11月に開始したサービスだ。

 「TRUNK X」は、「トラックを持たずにモノを運び、倉庫を持たずにモノを保管し、在庫を持たずにモノを販売する」全く新しい物流システム。

 提供第1弾として「TRUNK X」を導入したデジサーフは、配送・入庫から取り出し在庫の管理まで一貫して「TRUNK X」に任せることでコスト削減を達成。また、預けた荷物を写真で簡単に管理できるので、在庫管理の手間や人員の削減にも成功しているという。倉庫からアウトドア用品などを指定先に送る配送業務も「TRUNK X」で行っている。
 
事業者向けクラウド型物流システム「TRUNK X」で預かっているデジサーフの取り扱い商品

 「trunk」についてもサービスを強化。7月2日、長谷工グループのリサイクル・リユースショップを展開しているカシコシュと業務提携し、長谷工グループが管理するマンションの居住者に向け、「trunk」の提供を開始。通常より安く「trunk」を利用できる「カンタン宅配収納サービス」を開始した。
 
クラウド型収納サービス「trunk」のアプリ画面と預け入れ先のイメージ

 宅配収納アプリ「trunk」では、専用ダンボール箱に入れて送った荷物を一元管理できる。アプリからワンタッチで集荷依頼でき、収納した物は1点1点写真で管理するため、何を預けているかがすぐにわかる。取り出し・返送もアプリから依頼可能で、収納した物をそのまま売ったりプレゼントしたりすることもできる。

 税別料金は、初期費用(登録手数料)が500円、月額利用料は1箱あたり500円、取り出し送料は800円、ボックス取り出し料は400円。預け入れ、アイテム撮影、専用ボックス代金は無料。

 今回の業務提携のもと、カシコシュでは「runk」をマンション入居者の暮らしに役立つサービスの一つとして展開。個人向けだけではなく、大規模修繕時の一時預入(管理組合)、管理組合季節備品の一時預入、リフォーム時の一時預入、モデルルーム備品の一時預入などにも拡大し、各種改善と新しい生活スタイルの提案を進めていく。
 
クラウド型収納サービス「trunk」の利用の流れ

 「カンタン宅配収納サービス」の利用者の特典は、1箱目の初期費用と月額利用料3か月間無料。2箱目からは通常料金。預けられる個数に制限はない。