総務省は6月26日、小・中学生向け統計データ検索サイト「キッズすたっと～探そう統計データ～」を公開した。「小学生」と「中学生」の2つのモードを切り替えられ、「小学生」モードは漢字にルビが振られている。


　統計データを簡単に探せるよう、小・中学校の教科などに沿ってデータを整理しているので、地域や分野のほか、小学校・中学校ごとに教科書に記載されている用語（キーワード）や、「日本の国土」など教科・単元からも検索できる。

　統計データや統計APIを活用したアイデアコンテスト「STAT DASHグランプリ2016」で、総務大臣賞を受賞した「小中学生のための統計情報ポータルサイト『e-Stat Junior』の提案」を参考に実用化した。URLはhttps://dashboard.e-stat.go.jp/kids/。

　あわせて、総務省、統計センター、日本統計協会の主催で、高校生と大学生・一般の2部門を対象に、「統計データ分析コンペティション」の募集を開始した。

　政府統計の総合窓口「e-STAT」の「統計でみる市町村のすがた」の統計データを用いた分析結果を募集し、アイデアと解析力を競うことで、高校生、大学生などの統計リテラシーの向上を図るコンペティション。優良な分析結果は、11月の全国統計大会などで表彰する予定。応募締切は9月18日。
 
　ほかにも、身近なデータをアニメーショングラフなどで視覚的に紹介するコンテンツ「デジタルデータブック」の開発や、新学習指導要領に合わせた新たな統計学習サイトの構築といった、児童・生徒の統計リテラシー向上のための取り組みを順次実施していく。