ピクセラが外付け4Kチューナーを公開、販売開始は10月以降

新製品

2018/06/04 19:30

 デジタルチューナーや関連ソフトウェアの開発・販売を行うピクセラは、6月1日に放送サービス高度化推進協会(A-PAB)が開催した「新4K8K衛星放送開始半年前セレモニー」で、4Kチューナー「PIX-SMB400」を公開した。既存の4Kテレビに接続することで、12月1日に始まる4K放送を視聴できるようになる。価格は3万円未満を予定しており、10月以降に発売する。

ピクセラが10月に発売する外付け4Kチューナー

 地上デジタル放送(ISDB-T)、BS/110度CSデジタル放送(ISDB-S)、新4K衛星放送(ISDB-S3)の受信が可能で、HDMIケーブルでテレビと接続する。OSとしてAndroidを搭載しており、YouTube、Netflix、U-NEXTなど動画配信サービスのコンテンツも再生できる。また、音声認識機能を搭載しており、リモコンに内蔵されているマイクにキーワードを話しかけるだけで、ネットの動画コンテンツとテレビの番組表をまとめて検索し、見たい動画を探し出すことができる。

 3月に開発発表されていた製品だが、今回新たに、Googleアシスタントによる連携に対応することが発表された。Google HomeからPIX-SMB400のコントロールが可能で、チャンネル変更や音量の上下などを音声によって操作できる。

 このほか、フルHD解像度でも映像出力が可能で、従来の液晶テレビに接続した場合、画質は従来品質だが4K放送の番組を視聴することができる。なお、ピクセラでは同様にAndroidを搭載したコンテンツプレイヤー「Smart Box(KSTB5043)」で、現行の地上波・BS・110度CS放送が録画できるレコーダーをオプション機器として販売しているが、今回のPIX-SMB400は録画機能を搭載していない。同社では今後、4K放送に関する録画の需要を見極めたのちに録画への対応を検討するとしている。