ニュースや音楽がもっと身近に JBLの「SOUNDGEAR」が新しいと思う理由
わずかな出費で、変化の少ないストレスフルな日々に刺激をくれるアイテムだと感じた、JBL初のウェアラブルワイヤレススピーカー「SOUNDGEAR」を紹介しよう。
4月27日発売の新製品「SOUNDGEAR BTA」は、首まわりにかけて使う3W×2のBluetoothワイヤレススピーカー「SOUNDGEAR」とTV用Bluetooth送信機のセットで、TV接続用の3.5mmオーディオケーブル、より高音質で伝送できる光デジタル出力ケーブル、スピーカー本体/Bluetooth送信機を充電する、USB充電ケーブル2本が付属する。ハーマン公式通販サイトでの販売価格は2万4880円。同時発売した「SOUNDGEAR」単体との差は5000円なので、手持ちのAV機器のBluetooth対応状況にあわせて選ぼう。
首にすぽっとハマる、「U」に似たかたちの「SOUNDGEAR」は、約2時間の充電で最大約6時間のワイヤレス再生が可能。大きさの割に約370gと軽く、手で持っても、首にかけても、ほとんど重さを感じなかった。
まずは、Bluetooth機能をオンにしたスマートフォン、続いてノートPC(MacBook Pro)につないで、内蔵ストレージに保存してある曲や音楽配信サービスの楽曲を再生してみた。ペアリングは簡単に完了し、31mm径スピーカー4基とバスブーストを搭載した「SOUNDGEAR」から出力されたサウンドは、本体のスピーカーに比べ、格段に高音質だと感じた。耳に直接届く感覚は新しく、前向きでポジティブな気分になれた。
次に、当初の目的だった液晶テレビとつないでみた。しかし、「音」に独自のこだわりを示す配偶者の意向で、テレビの音声出力に外部のSACD/CD/MD対応オーディオシステムを利用していたため、テレビ側の音声出力の設定変更が必要と気づかず、若干、設定に手間取ってしまった。ようやく設定が完了すると、クリアにテレビの音声が聞こえ、トイレ内など、テレビからだいぶ離れた場所でもほとんど途切れなかった。
長年の経験からいうと、オーディオシステムとテレビ、両方の電源を入れ、オーディオシステムのリモコンで音量を調整する操作は面倒極まりなく、朝や夕方の忙しい時間帯にニュース番組を見るのは億劫だった。また、洗濯物干しなど、家事をしている間はテレビの前を離れなければならず、聞こえてくるニュースの内容はあまり残らなかった。
「SOUNDGEAR」は、人気のBluetooth対応サウンドバーの進化系。人間工学に基づき、首まわりのラインにフィットするよう工夫したデザインで負担を減らし、置く場所を、「テレビの前」ではなく、人の「肩の上」に変えた。
「SOUNDGEAR」があれば、テレビの前を離れてもしっかりと音が聞こえ、テレビのニュース番組や情報番組をラジオ感覚で視聴できる。今回は試さなかったが、高性能ノイズキャンセリング機能と音声をクリアに抽出する機能を備えたデュアルマイクを使って、ヘッドセットのように高品質なハンズフリー通話もできる。
ウェアラブルスピーカーは、パーソナルな「ヘッドホン」と、同時に大勢が聴く「スピーカー」のカテゴリの境界線をなくすかもしれない。そして、これから伸びるのは、「SOUNDGEAR」のようなパーソナルな端末だろう。(BCN・嵯峨野 芙美)
ヘッドホン代わりに使える、「開かれた」パーソナルスピーカー
ハーマンインターナショナルのJBLブランドのオーディオ製品は、手頃な価格と高いサウンド性能で定評がある。4月27日発売の新製品「SOUNDGEAR BTA」は、首まわりにかけて使う3W×2のBluetoothワイヤレススピーカー「SOUNDGEAR」とTV用Bluetooth送信機のセットで、TV接続用の3.5mmオーディオケーブル、より高音質で伝送できる光デジタル出力ケーブル、スピーカー本体/Bluetooth送信機を充電する、USB充電ケーブル2本が付属する。ハーマン公式通販サイトでの販売価格は2万4880円。同時発売した「SOUNDGEAR」単体との差は5000円なので、手持ちのAV機器のBluetooth対応状況にあわせて選ぼう。
首にすぽっとハマる、「U」に似たかたちの「SOUNDGEAR」は、約2時間の充電で最大約6時間のワイヤレス再生が可能。大きさの割に約370gと軽く、手で持っても、首にかけても、ほとんど重さを感じなかった。
まずは、Bluetooth機能をオンにしたスマートフォン、続いてノートPC(MacBook Pro)につないで、内蔵ストレージに保存してある曲や音楽配信サービスの楽曲を再生してみた。ペアリングは簡単に完了し、31mm径スピーカー4基とバスブーストを搭載した「SOUNDGEAR」から出力されたサウンドは、本体のスピーカーに比べ、格段に高音質だと感じた。耳に直接届く感覚は新しく、前向きでポジティブな気分になれた。
次に、当初の目的だった液晶テレビとつないでみた。しかし、「音」に独自のこだわりを示す配偶者の意向で、テレビの音声出力に外部のSACD/CD/MD対応オーディオシステムを利用していたため、テレビ側の音声出力の設定変更が必要と気づかず、若干、設定に手間取ってしまった。ようやく設定が完了すると、クリアにテレビの音声が聞こえ、トイレ内など、テレビからだいぶ離れた場所でもほとんど途切れなかった。
マンネリ化した音楽再生・テレビ視聴スタイルを変える新しさ
普及価格帯のテレビの内蔵スピーカーはたいてい貧弱だ。音にこだわらない人が多いため、コストダウン部分として真っ先に切り捨てられてしまうからだ。少数の音響マニアや、内蔵スピーカーの音に不満をもつ一般層に向けて、AV機器メーカーは、本格サラウンドシステムを展開しており、最近はテレビの前に置くだけで簡単に設置できる、Bluetooth対応サウンドバーが伸びている。長年の経験からいうと、オーディオシステムとテレビ、両方の電源を入れ、オーディオシステムのリモコンで音量を調整する操作は面倒極まりなく、朝や夕方の忙しい時間帯にニュース番組を見るのは億劫だった。また、洗濯物干しなど、家事をしている間はテレビの前を離れなければならず、聞こえてくるニュースの内容はあまり残らなかった。
「SOUNDGEAR」は、人気のBluetooth対応サウンドバーの進化系。人間工学に基づき、首まわりのラインにフィットするよう工夫したデザインで負担を減らし、置く場所を、「テレビの前」ではなく、人の「肩の上」に変えた。
「SOUNDGEAR」があれば、テレビの前を離れてもしっかりと音が聞こえ、テレビのニュース番組や情報番組をラジオ感覚で視聴できる。今回は試さなかったが、高性能ノイズキャンセリング機能と音声をクリアに抽出する機能を備えたデュアルマイクを使って、ヘッドセットのように高品質なハンズフリー通話もできる。
ウェアラブルスピーカーは、パーソナルな「ヘッドホン」と、同時に大勢が聴く「スピーカー」のカテゴリの境界線をなくすかもしれない。そして、これから伸びるのは、「SOUNDGEAR」のようなパーソナルな端末だろう。(BCN・嵯峨野 芙美)