【会見速報】携帯3社、電話番号で画像付きチャットができる「+メッセージ」を開始

  NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯電話大手3社は4月10日、電話番号宛にチャット形式で文字・画像・動画を送信できる「+メッセージ」(プラスメッセージ)を、各社のスマートフォン、タブレット利用者向けに提供すると発表した。提供開始時期は5月9日(Android版)を予定しており、アプリをインストールすればパケット通信料のみで利用できる。

「+メッセージ」の利用イメージ

 「LINE」「Facebook Messenger」などのチャットアプリが普及しているが、これらのサービスでは、同じアプリを使用し、互いに「友だち」として承認した相手との間でしか確実にコミュニケーションをとることができなかった。これに対して+メッセージは、SMSと同様に携帯電話番号さえ知っていれば送信することができる。SMSでは全角70文字以内の文字のみだったが、+メッセージは文字数が全角2730字以内に拡大したほか、写真、動画、スタンプ、音声メッセージ、地図情報の送受信が可能で、複数名でのやりとりにも対応する。

 SMS後継のメッセージサービス規格として国際標準化された「RCS」(Rich Communication Services)と呼ばれる技術を採用する。Android 4.4以上、iOS 9.0以上のスマートフォンとタブレットに対応するが、iOS向けの提供開始時期は未定。