東京電力が立ち上げた電力小売ベンチャー、「あしたでんき」開始

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2018/04/03 11:30

 東京電力ホールディングスは、電力小売ベンチャーのTRENDE(トレンディ)を立ち上げ、3月29日から家庭向けの新しい電力小売サービス「あしたでんき」の提供を開始した。まずは6エリアから営業を開始し、全国展開を視野に拡大をしていく予定。


家庭向け電力小売サービス「あしたでんき」のWebサイト

 「あしたでんき」では、一般的な家庭向けの基本使用量0円の「標準プラン」と、電気使用量の多い家庭(700kWh以上)向けの基本使用料3000円の「たっぷりプラン」の二つを用意。手元に現在の検針票を用意して必要事項を入力すると、オンラインでの申し込みは約10分で完了する。

 契約期間は1年間。使用量に関わらず、プランごとに一定の単価なので、シンプルでわかりやすい。また、店舗や電話では申し込みはできず、PC・スマートフォンからのオンライン申し込みでクレジットカード払いに限定することで料金を抑えた。なお、料金はエリアごとに異なる。
 

料金表(東京電力エリアの場合)

 TRENDEは、「シンプルでわかりやすい」をコンセプトに、効率的・効果的な事業運営を目指す。今後は、電力の販売に加え、家庭への太陽光発電設備や蓄電池の導入、それらが発電・蓄電した電力を他の家庭などと直接売買できるモデル(P2P電力取引)の構築を進めていく。