ファーウェイ、トリプルカメラ搭載の「P20 Pro」などスマホ新製品を海外発表
ファーウェイ・テクノロジーズはフランス・パリで3月27日（現地時間）、スマートフォンの新製品「P20」「P20 Pro」を発表した。「P10」シリーズの後継機種で、前機種同様ライカとの協業で開発した高画質カメラが特徴。P20 Proはメインカメラ、画質向上のためのモノクロカメラに加え、望遠カメラを備える初のトリプルカメラ構成を採用した。海外での発売時期と価格はP20が同日・649ユーロ（約8万5000円）、P20 Proが4月6日・899ユーロ（約11万8000円）で、日本での発売時期は未発表。
「P20 Pro」（中央より左）と「P20」（右4台）
P20は5.8インチ・1080×2244ドットの液晶ディスプレイ、P20 Proは6.1インチ・1080×2240ドットの有機ELディスプレイを搭載。同社が「FullViewディスプレイ」と呼ぶ縦長のワイド画面を採用しており、現行の「Mate 10」シリーズに搭載されている1080×2160ドットのFullViewディスプレイよりもさらに広い範囲が表示領域となっている。
画面が縦に広くなった分、iPhone X等と同様に、フロントカメラやセンサ類が画面上部に食い込む“ノッチ”（切れ込み）ありのデザインになった。ただし、ノッチ部分の幅はiPhone Xよりも狭くなっており、発表会で同社コンシューマー事業部門のリチャード・ユーCEOは、同じ5.8インチのスマートフォンでもP20のほうがiPhone Xより有効表示面積が大きいことを強調した。
P20はiPhone Xと同じ5.8インチだが有効面積は広い（中継映像より、以下同）
メインカメラには、P20が1200万画素の1/2.3インチセンサ、P20 Proが4000万画素の1/1.7インチセンサを搭載。両機種ともレンズはF1.8の明るさで、これに加えて2000万画素・F1.6のモノクロカメラでとらえた明度情報を加えることで、精細感や階調のなめらかさを高めている。
スマートフォン最大級の大型センサを搭載
P20 ProはISO102400相当の超高感度撮影が可能なほか、800万画素・F2.4の3倍望遠カメラを搭載し、デジタルズームと組み合わせた最大5倍のハイブリッドズームに対応。自分撮り用のフロントカメラは両機種とも2400万画素・F2.4。
P20 Proは初のトリプルカメラ構成を採用
P20、P20 Proとも、AI処理を高速化する「NPU（ニューラルネットワーク・プロセッシング・ユニット）」をもつプロセッサ「Kirin 970」を搭載しており、写真画質の向上にもAI技術を積極的に活用。料理、自然、ポートレート、グループ撮影など19のカテゴリで、合計500以上の撮影場面を学習させることで、カメラの知識がないユーザーでも最適な設定で撮影できるようにした。
500以上のシーンを学習したAIが、自動的に最適な設定で撮影する
手ぶれ補正機能にもAIを用い、複数フレームの情報を組み合わせることでぶれの少ない写真が撮影できる。夜景など光量の少ない場面でも三脚を使わずにスローシャッターが可能となっており、ユーCEOは発表会で「最大6秒」の手持ち撮影に対応すると述べた。また、「4D予測フォーカス」機能を備え、被写体の次の動きを予測してオートフォーカスを動作させることで、前後方向に動きのある被写体を撮る際のピンボケを抑える。
デジタルカメラの性能を試験・スコア化しているウェブサイト「DxOMark」のスマートフォン部門では、P20が102点（写真107点・動画94点）、P20 Proが109点（写真114点・動画98点）で、業界の過去最高スコアを更新した。
1～2点のスコアを争っていたDxOMarkで、競合に対し10点の差をつけた
カメラ以外の機能では、ドルビーのマルチチャンネル音声形式「AC-4」や、立体音響技術「ドルビーアトモス」に対応。新たなBluetoothオーディオ技術「HWA（ハイレゾワイヤレスオーディオ）」をサポートし、ハイレゾ音源を990kbpsの大容量ストリームでワイヤレス伝送できる。2枚のSIMカードを装着可能なデュアルSIM対応（シングルSIMモデルもあり）で、両方のSIMカードで4Gデータ通信、VoLTE通話が可能。4×4 MIMOに対応し、4G最大通信の通信速度は1.2Gbps。
P20は4GBメモリ、128GBの内蔵ストレージ、3400mAhのバッテリを搭載し、外形寸法は70.8×149.1×7.65mm、重量は約165g。P20 Proは6GBメモリ、128GBの内蔵ストレージ、4000mAhのバッテリを搭載し、外形寸法は73.9×155×7.8mm、重量は約180g。
「P20 Pro」（中央より左）と「P20」（右4台）
P20は5.8インチ・1080×2244ドットの液晶ディスプレイ、P20 Proは6.1インチ・1080×2240ドットの有機ELディスプレイを搭載。同社が「FullViewディスプレイ」と呼ぶ縦長のワイド画面を採用しており、現行の「Mate 10」シリーズに搭載されている1080×2160ドットのFullViewディスプレイよりもさらに広い範囲が表示領域となっている。
画面が縦に広くなった分、iPhone X等と同様に、フロントカメラやセンサ類が画面上部に食い込む“ノッチ”（切れ込み）ありのデザインになった。ただし、ノッチ部分の幅はiPhone Xよりも狭くなっており、発表会で同社コンシューマー事業部門のリチャード・ユーCEOは、同じ5.8インチのスマートフォンでもP20のほうがiPhone Xより有効表示面積が大きいことを強調した。
P20はiPhone Xと同じ5.8インチだが有効面積は広い（中継映像より、以下同）
メインカメラには、P20が1200万画素の1/2.3インチセンサ、P20 Proが4000万画素の1/1.7インチセンサを搭載。両機種ともレンズはF1.8の明るさで、これに加えて2000万画素・F1.6のモノクロカメラでとらえた明度情報を加えることで、精細感や階調のなめらかさを高めている。
スマートフォン最大級の大型センサを搭載
P20 ProはISO102400相当の超高感度撮影が可能なほか、800万画素・F2.4の3倍望遠カメラを搭載し、デジタルズームと組み合わせた最大5倍のハイブリッドズームに対応。自分撮り用のフロントカメラは両機種とも2400万画素・F2.4。
P20 Proは初のトリプルカメラ構成を採用
P20、P20 Proとも、AI処理を高速化する「NPU（ニューラルネットワーク・プロセッシング・ユニット）」をもつプロセッサ「Kirin 970」を搭載しており、写真画質の向上にもAI技術を積極的に活用。料理、自然、ポートレート、グループ撮影など19のカテゴリで、合計500以上の撮影場面を学習させることで、カメラの知識がないユーザーでも最適な設定で撮影できるようにした。
500以上のシーンを学習したAIが、自動的に最適な設定で撮影する
手ぶれ補正機能にもAIを用い、複数フレームの情報を組み合わせることでぶれの少ない写真が撮影できる。夜景など光量の少ない場面でも三脚を使わずにスローシャッターが可能となっており、ユーCEOは発表会で「最大6秒」の手持ち撮影に対応すると述べた。また、「4D予測フォーカス」機能を備え、被写体の次の動きを予測してオートフォーカスを動作させることで、前後方向に動きのある被写体を撮る際のピンボケを抑える。
デジタルカメラの性能を試験・スコア化しているウェブサイト「DxOMark」のスマートフォン部門では、P20が102点（写真107点・動画94点）、P20 Proが109点（写真114点・動画98点）で、業界の過去最高スコアを更新した。
1～2点のスコアを争っていたDxOMarkで、競合に対し10点の差をつけた
カメラ以外の機能では、ドルビーのマルチチャンネル音声形式「AC-4」や、立体音響技術「ドルビーアトモス」に対応。新たなBluetoothオーディオ技術「HWA（ハイレゾワイヤレスオーディオ）」をサポートし、ハイレゾ音源を990kbpsの大容量ストリームでワイヤレス伝送できる。2枚のSIMカードを装着可能なデュアルSIM対応（シングルSIMモデルもあり）で、両方のSIMカードで4Gデータ通信、VoLTE通話が可能。4×4 MIMOに対応し、4G最大通信の通信速度は1.2Gbps。
P20は4GBメモリ、128GBの内蔵ストレージ、3400mAhのバッテリを搭載し、外形寸法は70.8×149.1×7.65mm、重量は約165g。P20 Proは6GBメモリ、128GBの内蔵ストレージ、4000mAhのバッテリを搭載し、外形寸法は73.9×155×7.8mm、重量は約180g。
