富士フイルムは1月19日、写真歴史博物館「FUJIFILM SQUARE」で、今年で生誕100年を迎える写真家の林忠彦氏の作品展を開催すると発表した。開催期間は、4月1日から7月31日まで。監修は、林氏の四男で写真家の林義勝氏。
写真歴史博物館「FUJIFILM SQUARE」のロゴ
作品展では、林氏の約半世紀におよんだ活動のなかから二つの時代に焦点を絞り、新たな視点でその足跡を振り返る。第1部では、林氏の初期の傑作「カストリ時代」に代表される戦後の東京と人々を記録したモノクロ作品を展示。第2部では、国宝や重要文化財に指定されている全国各地の茶室を被写体に林氏の美意識と撮影技術の粋を極めた「茶室」と、人生最後のライフワークとして四男の義勝氏とともに完成させた「東海道」から厳選されたカラー作品を展示する。
林 忠彦氏のモノクロ作品
作家の太宰治氏や坂口安吾氏の肖像写真を撮影したことで知られる林氏は、第二次世界大戦から高度経済成長、そしてバブル景気へと移り変わる激動の昭和時代を通じて、世相をとらえたスナップ、文化人のポートレート、日本文化の真髄を追い求めた風景写真など、林氏はさまざまなものをフィルムに写し込んでいった。復興していく日本のエネルギーを原動力に、凄まじい勢いですべてを撮り尽くした林氏は、「昭和が生んだ怪物」と称されている。
写真歴史博物館「FUJIFILM SQUARE」のロゴ
作品展では、林氏の約半世紀におよんだ活動のなかから二つの時代に焦点を絞り、新たな視点でその足跡を振り返る。第1部では、林氏の初期の傑作「カストリ時代」に代表される戦後の東京と人々を記録したモノクロ作品を展示。第2部では、国宝や重要文化財に指定されている全国各地の茶室を被写体に林氏の美意識と撮影技術の粋を極めた「茶室」と、人生最後のライフワークとして四男の義勝氏とともに完成させた「東海道」から厳選されたカラー作品を展示する。
林 忠彦氏のモノクロ作品
作家の太宰治氏や坂口安吾氏の肖像写真を撮影したことで知られる林氏は、第二次世界大戦から高度経済成長、そしてバブル景気へと移り変わる激動の昭和時代を通じて、世相をとらえたスナップ、文化人のポートレート、日本文化の真髄を追い求めた風景写真など、林氏はさまざまなものをフィルムに写し込んでいった。復興していく日本のエネルギーを原動力に、凄まじい勢いですべてを撮り尽くした林氏は、「昭和が生んだ怪物」と称されている。