東芝、オンキヨーとの共同開発スピーカーなどを搭載したdynabook新製品

新製品

2018/01/15 20:00

 東芝クライアントソリューションは1月15日、ノートPC「dynabook」の2018年春モデルを発表した。15.6型の据え置き型ノートPC「Tシリーズ」、12.5型の2in1 PC「Vシリーズ」、光学ドライブ搭載の13.3型モバイルノートPC「RXシリーズ」、薄型・軽量の13.3型モバイルノートPC「UXシリーズ」の4シリーズで、1月19日以降順次発売する。

ネット動画をより高音質で再生できる「dynabook T」シリーズ

 15.6型の「Tシリーズ」では、「T95/F」「T75/F」「T55/F」の3機種を発売する。PCの用途としてネット動画の視聴が拡大していることを受け、より高音質でコンテンツを楽しめるよう、オンキヨーと共同開発したスピーカーユニット「2way 4speakers」を新たに搭載した。
 

2way・計4個の新型スピーカーユニットを搭載する「dynabook T95/F」

 従来搭載していたスピーカーは低音再生専用とし、新たにクリアな高音を再生できるツイーターを追加した。また、本体内のわずかなすき間を利用してスピーカーボックスの容量を可能な限り拡張したほか、内部の配線やボックスの形状・配置も最適化した。これらの改善により、音のこもりや、大音量時のひずみがより少なくなったという。

 上位2機種の「T95/F」「T75/F」では、4つのコアを搭載するインテルの第8世代Coreプロセッサ、Core i7-8550Uを採用した。さらに最上位機種の「T95/F」ではより輝度と色純度が高い液晶ディスプレイを搭載し、HDRビデオの再生にも対応した。税込の実勢価格は「T95/F」が25万円台後半、「T75/F」が21万円半ば、「T55/F」が17万円台後半の見込み。

堅牢モバイルノート「Vシリーズ」はカラー追加やタッチパネル搭載など

 液晶ディスプレイ部分を折り返してタブレットとしても使える「Vシリーズ」では、「V82/F」「V72/F」「V62/F」の3機種を発売。本体カラーを刷新し、従来製品に比較的近い「オニキスブルー」と、明るい「プレシャスシルバー」の2色展開とした。

 「V82/F」はCore i7-8550U、「V72/F」はCore i5-8250Uと、上位2機種に第8世代Coreプロセッサを搭載。実勢価格は「V82/F」が23万円台前半、「V72/F」が20万円台半ば、「V62/F」が18万円台前半の見込み。
 

「オニキスブルー」(左)と「プレシャスシルバー」の2色となった「dynabook V82/F」

 光学ドライブ搭載の13.3型モバイルノート「RXシリーズ」では、「RX73/FR」「RX73/FP」「RX73/FQ」「RX33/F」の4機種を発売。「RX73」の各機種は17年夏モデルとほぼ共通のスペックで、OSがWindows 10の最新バージョンになった。RXシリーズのエントリモデルとなる「RX33/F」は、従来機種で省略されていたDVDスーパーマルチドライブを新たに搭載した。
 

「dynabook RX73/F」は従来の仕様を継承

 実勢価格は「RX73/FR」が21万円台半ば、「RX73/FP」が19万円台半ば、「RX73/FQ」が17万円台前半、「RX33/F」が13万円台半ばの見込み。
 

タッチパネルを搭載し同時に軽量化を実現した「dynabook UX53/F」

 光学ドライブ非搭載の13.3型軽量モバイルノート「UXシリーズ」は、新製品「UX53/F」で新たにタッチ操作に対応した。液晶セル内にタッチセンサをもつ「インセル式」のタッチパネルディスプレイを採用したことで、従来機種にないタッチ機能を新たに追加しながら、重量は約1060gと従来機種「UX53/D」に比べ、約30gの軽量化を実現した。実勢価格は16万円台後半の見込み。