家族のテレビの楽しみ方が激変 編集部の3家族で「ブラビア X8500E」を使ってみた

レビュー

2017/11/08 18:00

流行の「ベイブレードバースト」を親子で盛り上がる

 リモコンの先端にある音声検索ボタンを押して話しかけるだけで、いろんな映像を検索できるのも最近のテレビならではの機能だ。息子にリモコンを持たせると、さっそく学校の友だちの間で流行っている「ベイブレードバースト」を検索した。組み立て式のコマを、「攻撃」や「スタミナ」「守り」「バランス」など自分仕様にカスタマイズして戦わせる、現代版のベーゴマだ。

 子どものほうが、キーボード入力よりも簡単な音声検索機能に慣れている。物心ついた時からスマホの「音声検索ネイティブ」なので、「ブラビア 55X8500E」の音声検索も抵抗感なく使いこなした。音声を認識するスピードや正確性も高く、「ベイブレードバースト」の対戦状況を撮影したYouTubeの動画がスムーズに表示された。
 

音声検索の結果
 

「ベイブレードバースト」の対戦動画

 映像に映し出された達人たちの戦い方を見ながら、息子はいろいろと解説してくれる。戦う相手の持ちゴマによって、自分のコマを変えて戦うなど、意外に奥深い遊びのようだ。親子で一緒に観戦して会話しながら、いつも遊んでいる友だちの名前や、どこでよく遊んでいるのかなど、息子の日常を知ることもできる。

 最近では、家電量販店でも休日に「ベイブレードバースト」の大会を開催して気軽に参加できるというので、「こんどの休みに一緒に行ってみようか」など、親子で共通の話題もできて盛り上がった。

Netflixで「番組を選ぶ」楽しみ

 最近充実しているVODの動画配信サービスが、「ブラビア 55X8500E」で思う存分に楽しめるのも魅力だ。現状のテレビでは、息子は地上デジタル放送のEPG(電子番組表)から好きなアニメ番組を録画して見るしか選択肢はない。だが、Netflixに登録すれば、数多くのアニメ番組が過去からさかのぼって楽しめる。

 記者の家庭では、息子は「1日1時間のテレビ視聴」というルールなので、Netflixにしたら、より自分が満足する番組はどれなのか、番組を選ぶこと自体を楽しんでいた。このときは、人気アニメの第1話がみられることに大喜びしていた。幼稚園のときから放送されて見ていたとはいえ、第1話からは見ていなかったので、それが見られるのが新鮮だったようだ。
 

人気アニメの番組名を検索するとシリーズが一覧表示される

 Netflixのホーム画面で便利に感じたのが、家族の個人ごとに入口が登録できることだ。「どなたが観ますか?」という画面の下に息子、記者、妻の3人のアカウントをつくることができ、視聴履歴に基づいたそれぞれの好みのおすすめ番組が紹介されたり、最近見た映画などがわかる。
 

Netflixのホーム画面は個人ごとに分けられる

 現状だとテレビ内蔵のHDDに息子のアニメ番組のリスト表示がぎっしりと埋まっているのだが、このようなことがなくなるわけだ。また、子どもがテレビを見すぎていないかもチェックできる。

 さっそく息子の画面には好きなアニメ番組が3シリーズほど並んでいた。「ブラビア 55X8500E」を使ってみてつくづく実感したのが、テレビがインターネットと融合すると、新しい楽しみ方が飛躍的に増えるということだった。

剣道の面のなかの表情まで鮮明に

 二番目の家族は、小学4年生と2年生の二人の娘さんと奥様の4人家族。二人の娘さんは剣道に打ち込んでいて、父親も若い時から剣道を続けている剣道一家に「ブラビア 55X8500E」が運ばれてきて、何が変わったのだろうか。

 やはり驚いたのはフルハイビジョンの4倍の解像度をもつ4Kテレビのきれいな画質だ。過去に記録した試合を見てみたところ、これまでは剣道の面の奥の表情までは見えなかったが、「ブラビア 55X8500E」では顔の表情までわかったことに家族全員がびっくりしたそうだ。
 

剣道の過去の試合動画を見て盛り上がる

 試合後に家族で反省会を開催して、振り返ることもよくあるという。しかしこれまでは「相手がこう攻めてきたときは、こう切り返せばいい」など、口頭による説明とジェスチャーを交えてアドバイスするしかなく、抽象的で伝わりにくかった。

 「ブラビア 55X8500E」にYouTube動画を映して、剣道の上段の選手の関連動画を見ると、映像が鮮明に映っているので、親子で一緒に見ながら具体的なアドバイスができるようになった。娘さんが真剣に取り組んでいる剣道に、家族全員で動画を見ながらサポートしで盛り上がった。

 

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