洗いから乾燥までを一度に、シャープの新ドラム式洗濯乾燥機

新製品

2017/09/22 15:15

 シャープは、乾燥機能を重視した全面ガラストップデザインのドラム式洗濯乾燥機「ES-P110」を11月9日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は33万円前後の見込み。


ドラム式洗濯乾燥機「ES-P110」

 電源以外の操作部は、従来のボタン式ではなく、光るタッチナビを搭載。ガラストップと一体化したデザインで、電源OFF時には文字を表示しない仕組みとなっている。ふたの裏側には「ネイチャーテクノロジー」を利用し、ひまわりの種の配列(フィボナッチ数列)を模した凹凸を配置することで、洗濯槽のなかで洗濯板のような役割を持たせた。
 

ふたの裏には、ひまわりの種の配列を模した凹凸がある

細かい高圧シャワーで汚れを洗い流す洗浄機能

 また、毛布やシーツなどの大物洗いや、週末にまとめて洗濯する需要に応えるため、洗濯・脱水容量は11kg。洗浄機能には、シャワーのように極小の高水圧を振りかけながら繊維の奥まで洗い流す「マイクロ高圧洗浄」を採用した。

 洗剤が最も活性化する30~35度の温水で洗浄する「温水極め洗い」、大事な服をやさしく洗う「ホームクリーニング」、洗剤を使わずにマイクロ高圧シャワーだけで短時間洗う「サッと予洗い」の3コースを用意している。
 

フィルターは2枚とも取り出して洗える

省エネと仕上がりの心地よさを両立する乾燥機能

 子どもがいる家庭に配慮し、制服やスーツといった毎日着る衣服が複数枚あっても、天候や時間帯にかかわらず乾かせるように6kgの乾燥容量を持つ。乾燥機能には業界で唯一、ヒートポンプの省エネ性能とサポートヒーターを組み合わせたハイブリット乾燥を採用。乾燥のスタート時と終了前にサポートヒーターが駆動し、立ち上がりの速さと、仕上がりのふんわり感やあたたかさを実現した。
 

ヒートポンプの省エネ性能とサポートヒーターを組み合わせたハイブリット乾燥

 さらに、「シワ抑え」乾燥コースでは、約50度の低温風を衣類に吹きつけることで、シワを伸ばしながら乾燥する。湿度センサで洗濯物の状況を確認しながら乾燥するので、湿気が残る心配は少ない。洗濯槽内には、洗濯物の取り忘れを防止するためにLEDライトがついている。
 

シャープ独自の湿度センサ

 サイズは高さ1104×幅640×奥行き728mmで、重さは約82kg。洗濯の目安時間は約35分で、洗濯から乾燥までを通して使用すると約150分。右開きと左開きを用意している。