最新機能を搭載したヤマハのハイクラスAVレシーバー「RX-A3070」など3機種

新製品

2017/06/28 12:11

 ヤマハは、ハイクラスAVレシーバー「AVENTAGE」の第7世代モデルとして、11.2chプリアウト対応9.2chモデル「RX-A3070」と、9.2chモデル「RX-A2070」を7月下旬に、7.1chモデル「RX-A1070」を7月中旬に発売する。


RX-A3070

 3機種とも、Dolby Atmos&DTS:Xの3次元サラウンドフォーマット、HDR/4K映像伝送に対応し、「シネマDSP HD³(エイチディ キュービック)」と3次元サラウンドフォーマットとの掛け合わせ再生や、プレシジョンEQ採用の「YPAO(Yamaha Parametric Room Acoustic Optimizer)」といった高機能を盛り込んだ。ネットワークオーディオ部は、DSD 5.6MHzダイレクト再生、AIFF/WAV/FLAC 192kHz/24ビット再生、Apple Lossless 96kHz/24ビット再生をサポートするほか、無線LAN機能によってネットワーク上の音楽コンテンツやインターネットラジオの再生、「AV CONTROLLER」を用いたスマートフォン/タブレット端末からのワイヤレス操作などに対応する。
 

改良を加えたシネマDSP HD³とDolby Atmos &DTS:Xとの掛け合わせ再生を実現

 最上位機種の11.2chプリアウト対応9.2chモデル「RX-A3070」は、理想の機械的強度と重量バランスを実現する左右対称コンストラクション、H型クロスフレーム、リジッドボトムフレームにダブルボトム構造を組み合わせた専用の制振・高剛性シャーシを採用。加えて、アンチレゾナンステクノロジー思想に基づく「5番目の脚」以外の脚の4つの脚に特製メタルレッグを採用し、設置安定性を高めた。

 高ダイナミックレンジと低歪率を追求したESS社製フラッグシップD/Aコンバーター(DAC)「ES9026PRO」と同じくESS社製の「SABRE9006AS」、左右対称レイアウトのフルディスクリート構成9chハイパワーアンプなどを搭載しており、5.2.2ch、5.2.4ch、7.2.2ch、7.2.4chの4種類のスピーカー構成に対応。プレゼンススピーカーの設置位置を「フロントハイト」「オーバーヘッド」「ドルビーイネーブルドスピーカー」の3パターンから選べる。カラーは、チタン、ブラックの2色。税別価格は27万円。
 

RX-A2070

 「RX-A2070」「RX-A1070」は、ダブルボトム構造ではないものの、独自の制振・高剛性シャーシを採用。新開発の「アンチレゾナンスレッグ」などによる音質チューニングを施した。

 9.2chモデル「RX-A2070」はDACに「SABRE9006AS」2基を搭載する。カラーはチタンのみ。税別価格は20万円。
 

RX-A1070

 7.1chモデル「RX-A1070」はDACに「SABRE9006AS」1基を搭載する。カラーは、チタン、ブラックの2色。税別価格は14万円。