【CES ASIA 2017】ファーウェイ、新PCを披露
【中国・上海発】PC市場にファーウェイがいよいよ本格参入する。昨年2in1PC「Mate Book」でPC市場に第一歩を記したファーウェイだが、おひざ元の中国・上海で開催中の「CES ASIA 2017」で、同社初のクラムシェルPC2機種と、「MateBook」後継の2in1PC 1機種の3機種を同時発表した。5月にドイツで発表した製品で、6月7日から中国国内の主要家電量販店で販売を開始する。
「CES ASIA」で同社初のクラムシェルPCを発表するファーウェイの万飈COO
小型軽量の「MateBook X」。13インチながらA4サイズよりも小さく重さは1.05Kg
13インチの薄型で軽量の「MateBook X」は、薄さ12.5mmでCNC加工を施したアルミ筐体が特徴。重さは1.05kgと軽い。ベゼルが4.4mmと細いため画面占有率が88%と高く13インチ画面を備えながらボディサイズはA4より小さい。画面解像度は2160×1440ドットと高精細だ。CPUには第7世代のインテルCore iのUシリーズを採用しながら、連続12時間駆動を実現する。冷却ファンを省き独自の冷却システムを装備した。電源ボタンに指紋認証機能を持たせ、ワンプッシュで電源オンとログインができる工夫も施した。防滴キーボードも採用し多少水をこぼしても大丈夫だ。
電源ボタンに指紋認証機能を付け、たち上げからログインまでのステップを簡単にした
「MateBook D」は、16.9ミリの薄さで1.9kgの軽さだ。15.6インチで1920×1080・フルHDのIPS液晶パネルを画面に採用。画面占有率も83%と高い狭額縁のデザインにした。CPUには第7世代のインテルCore iのUシリーズ、ストレージにはSSDとHDDのデュアルストレージを採用した。
15.6インチの「MateBook D」は、大画面ニーズに対応する
第二世代の2in1PC、「MateBook E」は6.9mmの薄さで640gと軽量に仕上げた。解像度はXと同様2160×1440ドットの高精細画面。用途に応じた3種類の「Mate Pen」に対応し、きめ細かいペン操作ができるため描画などにも用途を広げた。CPUには第7世代のインテルCore iのYシリーズを採用した。キーボードとの接続は3接点で接続し、物理的にはマグネットで装着する。装着時の一体感はとても高く、キーボードだけをもって、本体をぶら下げても外れることはない。
強い磁力で本体と接続するためキーボード側を持っても大丈夫と
「MateBook E」の特徴を説明する万飈COO
ファーウェイの万飈COOはキーノートスピーチで「絶え間ないイノベーションへの挑戦を続けた結果、2017年の第一四半期に3400万台のスマートフォン(スマホ)を出荷し、ファーウェイは世界で3本の指に入るスマホメーカーに成長した。IoTの時代では、持ち運びやすくデザイン性と性能を両立したPCが必要だ。PCでもイノベーションを実現する」として、3製品を紹介した。(BCN・道越一郎)
「CES ASIA」で同社初のクラムシェルPCを発表するファーウェイの万飈COO
初のクラムシェルPCで近く日本のPC市場に本格参入へ
中国市場での価格は、クラムシェルでは、13インチの薄型で軽量の「MateBook X」が6988元から、15.6インチの「MateBook D」が4988元から。2in1PCでは、12インチの「MateBook E」が4988元から。なお日本での価格は未定。クラムシェルはAppleのMac Book、2in1はマイクロソフトのSurfaceを強烈に意識した製品だが、いずれも完成度が高い。CES ASIA 2017のキーノートスピーチで登壇したファーウェイの万飈COOは、大半の時間をこれら新PCの紹介に割き、PC市場への本格参入を強烈に印象付けた。小型軽量の「MateBook X」。13インチながらA4サイズよりも小さく重さは1.05Kg
13インチの薄型で軽量の「MateBook X」は、薄さ12.5mmでCNC加工を施したアルミ筐体が特徴。重さは1.05kgと軽い。ベゼルが4.4mmと細いため画面占有率が88%と高く13インチ画面を備えながらボディサイズはA4より小さい。画面解像度は2160×1440ドットと高精細だ。CPUには第7世代のインテルCore iのUシリーズを採用しながら、連続12時間駆動を実現する。冷却ファンを省き独自の冷却システムを装備した。電源ボタンに指紋認証機能を持たせ、ワンプッシュで電源オンとログインができる工夫も施した。防滴キーボードも採用し多少水をこぼしても大丈夫だ。
電源ボタンに指紋認証機能を付け、たち上げからログインまでのステップを簡単にした
「MateBook D」は、16.9ミリの薄さで1.9kgの軽さだ。15.6インチで1920×1080・フルHDのIPS液晶パネルを画面に採用。画面占有率も83%と高い狭額縁のデザインにした。CPUには第7世代のインテルCore iのUシリーズ、ストレージにはSSDとHDDのデュアルストレージを採用した。
15.6インチの「MateBook D」は、大画面ニーズに対応する
第二世代の2in1PC、「MateBook E」は6.9mmの薄さで640gと軽量に仕上げた。解像度はXと同様2160×1440ドットの高精細画面。用途に応じた3種類の「Mate Pen」に対応し、きめ細かいペン操作ができるため描画などにも用途を広げた。CPUには第7世代のインテルCore iのYシリーズを採用した。キーボードとの接続は3接点で接続し、物理的にはマグネットで装着する。装着時の一体感はとても高く、キーボードだけをもって、本体をぶら下げても外れることはない。
強い磁力で本体と接続するためキーボード側を持っても大丈夫と
「MateBook E」の特徴を説明する万飈COO
ファーウェイの万飈COOはキーノートスピーチで「絶え間ないイノベーションへの挑戦を続けた結果、2017年の第一四半期に3400万台のスマートフォン(スマホ)を出荷し、ファーウェイは世界で3本の指に入るスマホメーカーに成長した。IoTの時代では、持ち運びやすくデザイン性と性能を両立したPCが必要だ。PCでもイノベーションを実現する」として、3製品を紹介した。(BCN・道越一郎)