機能もコスパもアップしたSIMフリースマホ「HUAWEI P10 lite」

 ファーウェイ・ジャパンは、2017年新モデル「HUAWEI P」シリーズとして、約5.2インチのフルHD液晶ディスプレイを搭載した「HUAWEI P10 lite」を6月9日に発売する。税別価格は2万9980円。


HUAWEI P10 lite

 家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」で、2016年のSIMフリースマートフォンの年間販売台数No.1を獲得したヒットモデル「HUAWEI P9 lite」の後継機種。6月6日に開催した新製品発表会のプレゼンテーションでは、「ハイコストパフォーマンスモデル」と紹介された。
 

高級感あるデザインはそのままに、機能をグレードアップ。
最も買いやすい価格帯のミドルレンジモデルだ

 同時に発表した上位機種「HUAWEI P10 Plus/P10」とは異なり、ダブルレンズ仕様ではないが、大型ピクセルのイメージセンサを採用した有効1200万画素の背面カメラ/800万画素インカメラを搭載し、常にキレイなセルフィーを撮ることができる「パーフェクトセルフィー」や、芸術的なスローシャッター写真を簡単に撮影できる「ライトペインティングモード」「ナイスフード」など、多彩な撮影モードを備える。

 35分の充電で約1日使える、急速充電にも対応する3000mAhのバッテリ、オクタコアの高性能CPU「HUAWEI Kirin 658」、ファーウェイ独自の最新UI「EMUI 5.1」などを組み合わせ、パワフルな処理性能を発揮。システムパフォーマンスを改善し続ける機械学習アルゴリズムと、ファイルの断片化を解消する新しいファイルシステムによって、購入直後の快適な動作が続くという。
 

前面と背面、両方のパネルには7H硬度の傷つきにいガラスを採用。
約5.2インチのフルHDディスプレイを搭載し、薄さは約7.2mmのスリムボディは、大きすぎず、持ちやすい

 カラーは、サファイアブルー、プラチナゴールド、パールホワイト、ミッドナイトブラックの4色。なお、MVNOの「UQ mobile」は、プラチナゴールドの代わりに、サクラピンクを販売する。
 

昨年6月に発売した前機種「HUAWEI P9 lite」は、発売以来、
11か月連続でSIMフリースマホの機種別販売台数No.1を獲得。
日本のスマホ市場でのファーウェイのシェアを押し上げた

 モデルチェンジ後も引き続き、ユーザーや販売店の店員から支持を得られるのか。より高性能なカメラを搭載し、カメラ好きの間でも話題になりそうな「HUAWEI P10 Plus/P10」とあわせ、「HUAWEI P10 lite」の売れ行きに注目していきたい。(BCN・嵯峨野 芙美)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。