パナソニックからも4K有機ELテレビ、実売約90万円の65V型など

新製品

2017/05/13 12:00

 パナソニックは、テレビ「ビエラ」の新製品として、4K有機ELテレビ「TH-65EZ1000」「TH-65EZ950」「TH-55EZ950」、4K液晶テレビ「TH-65EX780」、液晶テレビ「TH-49E300」「TH-43E300」「TH-32E300」の計7機種を6月16日に発売する。価格はいずれもオープン。


TH-65EZ1000

 自発光方式の有機ELパネルを使用した大画面有機ELテレビ「4Kビエラ」の「TH-65EZ1000」「TH-65EZ950」「TH-55EZ950」は、発光オフの状態では完全な黒を描画し、独自のチューニングによって暗いシーンでのなめらかで豊かな階調表現が可能なほか、有機ELパネルと新・画像処理エンジンを組み合わせた「ヘキサクロマドライブPLUS」による忠実な輝度制御で、明るいシーンでも自然な階調とリアルな色彩の映像を表示できる。

 また、HDR規格に加え、ハリウッドの映画会社が中心となって設立したUHDアライアンスによる、「Ultra HD Premium」認証を取得しており、対応プレイヤーやレコーダーを接続すれば、4K/HDRのUltra HDブルーレイ映像をクリエイターの意図通りに楽しめる。

 65V型の「TH-65EZ1000」は、ビエラ史上最高画質を実現したフラッグシップモデル。最薄部6.7mm、360°どこから見ても美しいデザインで、壁掛け時はスピーカーも画面とともにスリムになるように設計。ケーブルや端子などはカバーで隠せる。日本設計・日本生産の「ジャパンプレミアム」シリーズとして展開する。

 「ヘキサクロマドライブPLUS」に加えて、HDRの原信号を16ビット処理で輝度信号に変換することで、HDRの原信号を階調間引きすることなく、より忠実でなめらかな暗部階調を再現でき、有機ELパネルの黒再現ポテンシャルをさらに引き出せる。室内光の反射による映り込みを抑え、黒をさらに引き締める「ブラックフィルター」も搭載する。

 サウンド面では、音響回路設計やスピーカー構造、チューニングで、同社のハイファイオーディオ開発部門のテクニクス開発陣と連携し、高画質にふさわしい音を実現。薄い本体から1本でつながった最大出力80Wの3Wayスピーカーで、臨場感あふれる迫力のあるサウンドを楽しめる。税別の実勢価格は90万円前後の見込み。
 

「TH-65EZ950」(左)と「TH-55EZ950」

 「TH-65EZ1000」同様、「ジャパンプレミアム」シリーズとして展開する「4Kビエラ」の「TH-65EZ950」は65V型、「TH-55EZ950」は55V型。税別の実勢価格は「TH-65EZ950」が80万円前後、「TH-55EZ950」が50万円前後の見込み。
 

TH-65EX780

 「4Kビエラ」の「TH-65EX780」は、65V型の4K対応液晶テレビ。独自の高画質化技術「ヘキサクロマドライブ」を進化させ、さらなる高画質化を図った。税別の実勢価格は37万円前後の見込み。
 

「TH-49E300」(上段)と(下段左から)「TH-43E300」「TH-32E300」

 スタンダードモデルの液晶テレビ3機種は、ダブルチューナーを搭載し、別売のUSB HDDに裏番組録画ができる。税別の実勢価格は、49V型「TH-49E300」が13万円前後、43V型「TH-43E300」が10万円前後、32V型「TH-32E300」が5万8000円前後の見込み。