フィリップス、子ども用電動歯ブラシの新製品、シリーズ初のBluetooth搭載

新製品

2016/09/16 10:54

 フィリップス エレクトロニクス ジャパンは9月15日、子ども用充電式電動歯ブラシの新製品として、「ソニッケアー キッズ(HX6321/03)」を、全国の家電量販店などで10月上旬から発売すると発表した。国内で展開するソニッケアーシリーズで初めてBluetoothを搭載したのが特徴で、専用アプリと連携させて正しい歯磨きの仕方などが学べる。


ソニッケアー キッズ(HX6321/03)

 フィリップス エレクトロニクス ジャパンの河本幸子ビジネスディベロップメントマネージャーは「保護者の意識と行動が変化し、子どもの虫歯の割合は24年間で約半分まで減った」と説明した一方、「まだ多くの保護者が子どもの歯磨きに悩みや不安を抱いているので、新製品で子どもと大人の両方の歯磨きニーズに応えたい」と述べた。
 

子ども向け製品を投入した背景などについて説明するフィリップス エレクトロニクス ジャパンの
河本幸子ビジネスディベロップメントマネージャー

 

虫歯を持つ子どもの割合の年次推移

 「HX6321/03」は、ハンドル内部にBluetoothを内蔵。スマートフォンやタブレット端末用の無料歯磨きアプリ「ソニッケアーキッズアプリ」と連携することで、オリジナルキャラクター「スパークリー」と一緒に歯磨きの習慣を身につけることができる。子どもの歯磨きの記録などが確認できる保護者向け画面もある。
 

歯磨きアプリ「ソニッケアーキッズアプリ」の画面
 

本体と連携させると、画面を見ながら歯磨きができる

 大人用のソニックケアーと同様の音波水流によって、手磨きに比べて歯垢を最大75%多く除去できる。さらに、ハンドル部の突起による転がり防止デザインを採用したほか、2分でブラッシング終了を知らせるキッズタイマー機能を備えた。
 

大人用のソニックケアーと同様の音波水流

 対象年齢は4歳以上。充電時間は24時間で、使用可能時間は約2週間。歯磨きアプリの対応OSは、iOS9.0以上。Androidについては、2017年1月頃に対応する予定。価格はオープンで、税抜の実勢価格は9980円前後の見込み。