東芝、TransferJet搭載のSDHCカード、カメラに挿したままスマホに転送

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2015/07/01 14:21

 東芝は6月30日、近接無線転送技術「TransferJet」を搭載した業界初のSDHCメモリカード「SD-TJA016G」を7月31日に発売すると発表した。容量は16GB。価格はオープンで、税込み実勢価格は7000円前後の見込み。


TransferJet搭載SDHCカード「SD-TJA016G」

 TransferJet対応のスマートフォンやPCなどに近づけるだけで、デジタルカメラで撮影した高解像度の写真や動画を高速送信できるSDカード。カードをカメラに挿したままで高速送信できる。過去に送信したことのない写真や動画だけを自動で判別して送信する「一括送信」または、デジタルカメラ側で写真を選択して送信する「選択送信」を選んで送信できる。

 「一括送信」は撮影したばかりの写真をその場でタブレット端末で確認したり、PCにバックアップしたりする場合に適している。「選択送信」は、選択した写真を複数の対応機器に何回でも送信できるので、友人や家族でのシェアに対応する。SDスピードクラスは「Class10」。Android端末やiOS端末、Windows PCには、TransferJet対応アダプタを装着することで利用することが可能。
 

6TBのクラウド向け大容量HDDを製品化。8月からサンプル出荷を開始する

 あわせて、クラウド向け大容量HDD「MC04ACAシリーズ」として、3.5型の6TBモデル「MC04ACA600E」を製品化したことを発表した。既存の2TB/3TB/4TB/5TBに追加する。6Gbit/sのSATAインターフェースとアドバンストフォーマットを採用。年間180TBのデータ転送が可能で、クラウドコンピューティングで使用されるデータの保存に適している。回転数は7200rpm。セットメーカーなどBtoB、OEM向けに8月からサンプル出荷を開始する。量産時期は未定。