シャープ、会話で献立が決められるウォーターオーブン「ヘルシオ AX-XW300」

新製品

2016/07/06 17:03

 シャープは7月6日、AI(人工知能)を搭載し、音声対話で献立選びを相談できる「AX-XW300」など、「ヘルシオ」シリーズ5機種を発売すると発表した。


会話で学習するウォーターオーブン「ヘルシオ AX-XW300」

 発表会で、シャープの沖津雅浩取締役兼常務執行役員は「モノの人工知能化によって、製品に愛着を持ってもらい、人に寄り添った家電にしていきたい」と語り、田村友樹商品企画部長は「ふだん調理をする方が一番困っている献立決めを、会話で解決することができる」と説明した。 
 


あいさつをするシャープの沖津雅浩取締役兼常務執行役員

 注目は9月8日発売の最上位機種「AX-XW300」。無線LANや音声認識機能を通じてクラウドサービス「COCORO KITCHEN」につながり、本体の「おはなしキー」を押しながら、「今晩、何作ろう?」などと話しかけると、1000種類以上の献立からおすすめのメニューを提案する。 
 


新サービス「COCORO KITCHEN」のロゴ

 新サービス「COCORO KITCHEN」は、天気予報とも連動し、その日に合わせたレシピを提案する。AIは使えば使うほど学習し、調理履歴や家族の状況を話して聞かせることで、家族の好みに合った最適なレシピを提案をする。スマートフォン(スマホ)とも連携し、外出先でも献立を決めることができる。容量は30Lで税別価格は18万円。 

 7月25日発売の「AX-AP300」は、選んだレシピや調理の進み具合などを話してくれる発話機能をもつ。容量は26Lで、税別価格は13万円。 

 手間のかからない「ほったらかし家電」としての機能も充実しており、「AX-XW300/AP300」には冷凍、冷蔵、常温が混在した食材や、分量の多少に関係なく自動調理ができる「まかせて調理」を搭載している。「AX-XW300」は、おかず作りと炊飯が同時に可能となっている。 
 


ウォーターオーブン「ヘルシオ」の新シリーズ

 同時に発表した3機種の容量と税別価格は、8月25日発売の「AX-SP300」が30Lで14万円、7月25日発売の「AX-MP300」が26Lで10万円、7月25日発売の「AX-CA300」が18Lで7万円。カラーは「AX-SP300」はレッドのみ、ほかの4機種はレッド系とホワイト系の2色。