生体認証の魅力を実感、マカフィーの「True Key」が手放せなくなる理由
複数のウェブサイトのID・パスワードを一括管理するソフトの需要が高まっている。ネットショッピングやSNSの利用頻度が増えたこともあるが、個人情報や金銭の取引きがあるウェブサイトを狙った脅威への対策としての側面も大きい。「忘れないように同じパスワードを使い回したいけど、安全性が心配」……そんな悩めるユーザーにとって、パスワード管理ツールはうってつけの手段だ。今回は、パスワード管理ツールのなかでも、とりわけ機能が充実しているマカフィーのパスワード管理ツール「True Key」を試し、その有用性を検証してみた。
「True Key」は、セキュリティソフトの「マカフィー リブセーフ」のユーザーなら無料で利用できる。PCの場合は、「リブセーフ」のメイン画面から、タブレット端末・スマートフォン(スマホ)の場合は、アプリ配信サイトからインストールする。それぞれの端末の連動も簡単だ。
インストール後、まずは、ユーザープロファイルを設定する。ソフトを起動するとプロファイル作成画面が表示されるので、「氏名」「メールアドレス」「マスターパスワード」を入力するだけ。
一般的なパスワード管理ツールのログイン要素は「マスターパスワード」だけだが、「True Key」は、顔や指紋の生体認証など複数のログイン要素を設定できるのが特徴。PCのウェブカメラで読み取った顔のデータを登録すれば、次回からウェブカメラに顔面を映すだけで瞬時にログインできる。指紋も同様で、登録さえしておけば、次回の利用時は読み取るだけ。マスターパスワードより流出の危険が少なく、正確に覚えておく必要すらないので安全性・快適性ともに高い。
実際に、よくアクセスするウェブサイトのID・パスワードを「True Key」に登録してみた。まずは、「True Key」と連動するブラウザ経由でFacebookにアクセス。ログイン画面でメールアドレスとパスワードを入力する。ここで気がつくのが、メールアドレスとパスワードの入力画面端に表示されるブルーの「True Key」マーク。これは、アクセスしているサイトが「True Key」で登録できるサイトである証だ。ログインに成功すると、「True Keyがfacebook.comのパスワードを保存しました」というポップアップが表示される。これで登録作業は完了。次回からは「True Key」にさえログインすれば、FacebookのID・パスワード入力を省略することができる。
ほかのサイトでも登録方法は同様だ。通常の使い方をしていれば、自然に「True Key」の登録サイトは増えていく。もし、過去にパスワード管理ツールを使用していれば、その登録データを「True Key」にインポートすることも可能。登録データはメイン画面から一覧で確認できる。
一つの端末にインストールした「True Key」で作成できるプロファイルは、5アカウントまで。異なるマスターパスワードや生体認証を登録することで、それぞれのプライバシーは保護される。家族共有のPCでも安心して利用することができるのだ。登録サイト数は、1アカウントあたり2000サイトまで。多くのID・パスワードの入力が必要なサイトに登録している人でも、上限数は十分だろう。
「マカフィー リブセーフ」ユーザーなら無料で使える
「True Key」は、セキュリティソフトの「マカフィー リブセーフ」のユーザーなら無料で利用できる。PCの場合は、「リブセーフ」のメイン画面から、タブレット端末・スマートフォン(スマホ)の場合は、アプリ配信サイトからインストールする。それぞれの端末の連動も簡単だ。
インストール後、まずは、ユーザープロファイルを設定する。ソフトを起動するとプロファイル作成画面が表示されるので、「氏名」「メールアドレス」「マスターパスワード」を入力するだけ。
初期設定では「氏名」「メールアドレス」「マスターパスワード」を登録する
安全性だけが魅力じゃない! とっても便利な生体認証
一般的なパスワード管理ツールのログイン要素は「マスターパスワード」だけだが、「True Key」は、顔や指紋の生体認証など複数のログイン要素を設定できるのが特徴。PCのウェブカメラで読み取った顔のデータを登録すれば、次回からウェブカメラに顔面を映すだけで瞬時にログインできる。指紋も同様で、登録さえしておけば、次回の利用時は読み取るだけ。マスターパスワードより流出の危険が少なく、正確に覚えておく必要すらないので安全性・快適性ともに高い。
顔認証の画面
iPhoneでの顔認証(左)、指紋認証の画面
認証要素の選択画面
一度ログインしたサイトは「True Key」に自動で登録
実際に、よくアクセスするウェブサイトのID・パスワードを「True Key」に登録してみた。まずは、「True Key」と連動するブラウザ経由でFacebookにアクセス。ログイン画面でメールアドレスとパスワードを入力する。ここで気がつくのが、メールアドレスとパスワードの入力画面端に表示されるブルーの「True Key」マーク。これは、アクセスしているサイトが「True Key」で登録できるサイトである証だ。ログインに成功すると、「True Keyがfacebook.comのパスワードを保存しました」というポップアップが表示される。これで登録作業は完了。次回からは「True Key」にさえログインすれば、FacebookのID・パスワード入力を省略することができる。
ほかのサイトでも登録方法は同様だ。通常の使い方をしていれば、自然に「True Key」の登録サイトは増えていく。もし、過去にパスワード管理ツールを使用していれば、その登録データを「True Key」にインポートすることも可能。登録データはメイン画面から一覧で確認できる。
「True Key」のメイン画面で登録サイトを確認できる
作成できるプロファイルは5アカウント、登録サイト数は2000まで
一つの端末にインストールした「True Key」で作成できるプロファイルは、5アカウントまで。異なるマスターパスワードや生体認証を登録することで、それぞれのプライバシーは保護される。家族共有のPCでも安心して利用することができるのだ。登録サイト数は、1アカウントあたり2000サイトまで。多くのID・パスワードの入力が必要なサイトに登録している人でも、上限数は十分だろう。
家族共有のPCでも、5人までなら「True Key」の使い分けができる