スマホ用プリンタ「スマホ de チェキ」、約10秒でプリント、画質をさらに向上

新製品

2016/06/29 12:01

 富士フイルムは、スマートフォンで撮影した写真をカードサイズの「チェキフィルム」に出力できるプリンタ「スマホ de チェキ」の新製品「instax SHARE SP-2」を7月15日に発売する。カラーは、シルバー、ゴールドの2色。価格はオープンで、税込の実勢価格は2万2500円前後の見込み。


instax SHARE SP-2

 「スマホ de チェキ」は、スマートフォンで撮影した写真を、専用アプリを使って無線LAN経由で送信し、その場で「チェキフィルム」に出力可能なスマートフォン用プリンタ。 

 有機EL露光ヘッドの採用によって、320dpiの高解像度を実現し、コントラストをさらに高めるなど、従来機種「instax SHARE SP-1」よりもプリント画質を大幅に向上させた。また、従来は露光の完了後に行っていた「チェキフィルム」の送り出しを、露光と同時に行うことで出力時間を短縮。スマートフォンから送信された画像データの受信完了からわずか約10秒でフィルムを送り出す。 

 専用アプリには、画像の明るさ、コントラスト、彩度を自由に調整できる「カスタムフィルター」や、2~4枚の写真を組み合わせて1枚のフィルムに出力可能な「分割写真テンプレート」、1枚の写真を2枚のフィルムに分割して出力できる「組み写真テンプレート」、SNSにアップした写真をプロフィール写真や「いいね!」の数とともにプリント可能な「SNSテンプレート」、撮影時間・場所・天気・温度・湿度を写真に印字できる「リアルタイムテンプレート」を追加した。 

 本体はデザインを一新。パネルごとに、シルバーとゴールドそれぞれの色の濃度と質感を変え、さまざまな生活シーンで使える、シンプルでモダンなデザインに仕上げた。 

 印刷可能なファイル形式はJPEG、PNG。電源は充電式バッテリで、充電1回あたりのプリント可能枚数は約100枚。サイズは幅89.5×高さ131.8×奥行き40.0mmで、本体のみの重さは250g。使用するチェキフィルム(富士フイルム インスタントカラーフィルム instax mini)は別売。