ファーウェイが夏モデル第一弾を発売! 夏商戦の台風の目となるか?
左から「HUAWEI WATCH Jewel」「HUAWEI P9」「HUAWEI P9 lite」
ライカクオリティーの写真撮影を楽しめる「HUAWEI P9」
「HUAWEI P9」はAndroid OSを搭載したSIMフリースマートフォン。ライカ共同開発の「ダブルレンズカメラ」を搭載しており、これまで数々の歴史的瞬間を捉えてきたライカクオリティーで写真撮影を楽しめるのが最大の特徴だ。実勢価格は5万9800円。
カラーはミスティックシルバーとチタニウムグレーの2色
ライカの技術をつぎ込んだ
ファーウェイによれば、「ダブルレンズカメラ」はシングルセンサーより多くのディテールを捉えられ、300%多くの光を取り込めるとのことだ。「HUAWEI P9」がどれだけのカメラ画質を実現しているのか検証するため、今回試用機で実際にテスト撮影を実施したのでご覧いただきたい。
F/2.2、1/100秒、ISO50、露出-0.7ステップ
F/16、1/622秒、ISO50、露出0ステップ
F/1、1/1337秒、ISO50、露出0ステップ
F/2.2、1/298秒、ISO50、露出0ステップ
またクローズアップ写真では背景のボケが非常に美しく、メインの被写体が浮かび上がるように表現できている。「HUAWEI P9」は最大F/0.95レンズ相当の深いボケ味を「デジタル絞り効果」で作り出せるが、どの程度のボケ効果になっているのかリアルタイムプレビュー可能だ。ボケ味を確認しながらシャッターを切れるので、クローズアップ写真の撮影が楽しくなることは間違いない。
絞りを変更して表現に幅を持たせることができる
撮影機能も充実している。レーザーフォーカス/デプス(Depth)フォーカス/コントラストフォーカスを組み合わせることで多くのシーンで高速、正確かつ安定したフォーカス調整を実現した「ハイブリットフォーカスシステム」、標準/鮮明/ソフトの3種類のライカクラシックカラーで手軽に撮影できる「スマートフィルムモード」などは、日常のスナップ撮影に役立つだろう。
プロカメラモードでは、ISO感度、シャッタースピード、露出、フォーカス、ホワイトバランスをフルマニュアル操作で調整できる
ベゼルの幅はわずか1.7ミリ。「HUAWEI P9」を握ると、まるでディスプレー自体を持っているような錯覚を覚える
CPUには新開発の「HUAWEI Kirin 955 (2.5GHz+1.8GHz、オクタコア)」、OSにはフラグメンテーション削減機能付き新ファイルシステムを組み合わせた「Android 6.0」を採用。ホームアプリには、マルチユーザー機能で端末を複数人で共有可能な「EMUI 4.1」を搭載している。ファーウェイによれば、従来モデルの「HUAWEI P8」と比べて、CPUパフォーマンスは100%、3Dグラフィックスパフォーマンスは125%向上しているとのことだ。
パフォーマンス向上に合わせて、より長時間利用できるように大容量3000mAhバッテリーを搭載。ヘビーユースでも1日以上、標準的な使い方で1.5日以上使用可能で、2.5時間でフル充電できる。
最新スマートフォンの標準装備として指紋認証システムが搭載されているが、「HUAWEI P9」には指紋の3D情報まで認識する高度な生体認証システムを採用する(後日アップデートで対応予定)。日本国内サービスでの利用は未定だが、海外では「PayPal」などの各種セキュアペイメントに対応する予定だ。
指紋の溝も認識できる指紋認証
高スペックと低価格を両立した「HUAWEI P9 lite」
「HUAWEI P9 lite」は実勢価格2万9980円とローミドルレンジに属する製品だが、各種機能はファーウェイのフラッグシップモデル譲りで非常に充実している。さらに、この価格ながらメタルボディを採用し、高級感を持たせた。
カラーはブラック、ホワイト、ゴールドの3色
ボディは航空機材グレードのアルミ合金フレームを、サンドブラスト仕上げとダイヤモンドカット加工で高級感を演出。ディスプレーは5.2インチで、解像度は1920×1080ドット(424dpi)。太陽光下でも見やすく、暗所では最適な照度で目を保護する「スマートバックライト」は、日光が強くなるこれからの季節に最適だ。
ロック解除用には「指紋センサー2.0」を採用。「指紋センサー2.0」はフラッグシップモデル「HUAWEI Mate S」にも搭載されており、360度どの角度からも素早く正確にロック解除できる機能性が好評を得ている。消灯画面からわずか0.5秒で画面ロックを解除できるだけでなく、カメラのシャッター操作、着信応答、アラーム停止など様々な用途にも活用可能だ。
カメラ機能も非常に充実している。アウトカメラにはソニー製1300万画素イメージセンサー、インカメラには800万画素イメージセンサーが採用されており、どちらにもF/2.0の明るいレンズが組み合わされている。「HUAWEI P9 lite」を選ぶ若い世代には、高画質なインカメラは重要なポイントとなるだろう。
サウンド面も抜かりはない。大音量でも音が歪まない「Smart PA」や音響ボックスを内蔵することでちょっとしたコンポ代わりにも使える本製品だが、社会人に嬉しいのは周囲が騒がしくてもクリアーな音声で通話できる「デュアルマイクノイズキャンセル」機能。エコーキャンセル機能や自動ノイズ抑制機能も搭載されており、まさにビジネスで快適に使える「電話機」なのだ。
高級アクセサリーのような「HUAWEI WATCH Jewel/Elegant」
「HUAWEI WATCH Jewel/Elegant」は、はっきりと女性をターゲットに絞ったスマートウォッチだ。
左から「HUAWEI WATCH Elegant」(実勢価格6万2900円)、「HUAWEI WATCH Jewel」(実勢価格7万2000円)
ベゼルにスワロフスキーキュービックジルコニアをあしらった「HUAWEI WATCH Jewel」
女性の手を引き立てる