中国のロボット掃除機「inxni」が日本上陸、床のつや出しができる

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2016/05/11 18:13

 中国のシンセン・シルバー・スター・インテリジェント・テクノロジー(Xrobot)は5月10日、ロボット掃除機「inxni(インクスニィ)」を5月下旬に発売すると発表した。価格はオープンで、税別の実勢価格は9万9800円前後の見込み。


ロボット掃除機「inxni」

 発表会の冒頭、楊 志文社長は、「機能向上のために香港科学大学や北京大学などと産学協同で開発しているほか、年間売上の40%を開発費として投資している。また、国際的な大手家電企業とも協力している。日本市場は品質に大変厳しいが、その点は自信がある」と話し、製品開発に力を注いでいることをアピールした。 
 


開発力に自信を見せる楊社長

 「inxni」は、レーザースキャンシステムと内蔵カメラで詳細な2Dマップを作成する「AICUナビゲーションシステム」を搭載する。レーザースキャンは、最大7メートル先まで感知し、測定誤差は2センチ程度にとどめる。 
 


掃除しながら2Dマップを作成していく

 掃除前に部屋を巡回して掃除の計画を立て、ランダムに動くのではなく、作成したマップから規則正しい直線上に進むので、効率的に短時間で掃除ができる。 

 掃除途中で充電がなくなった場合は、2Dマップをもとに最短距離で充電ドッグに戻り、充電後は中断した場所から掃除を再開する。不具合で止まったり、途中で人が手に持って移動させたりした場合も同様に、中断した場所から再開する。 

 清掃能力面では、サイドブラシを使って壁ぎわや隅にあるダストを吸引口にかきこむ「掃き込み」のほか、底部のゴムブラシで強く床をたたき、床の隙間のホコリまで掃除する「たたき」、600パスカルの吸引力でホコリを吸い込む「吸い込み」、底部のメインブラシが毎分2000回転しながら掃除中に床を磨いて光沢を出す「艶出し」、高品質のHEPAフィルターでPM 2.5やダニなどの死骸、ホコリ、細菌をろ過する「フィルター」と五つの高い掃除力を備える。 

 スマートフォンとの連携機能も備え、レーザースキャンの測定結果による部屋の2Dマップをアプリ上で表示し、掃除状況を確認できるほか、マップにタッチすることで掃除させたいところを掃除させる遠隔操作機能も備える。 
 


左からリプリの川崎洋子(サキはたつさき)代表取締役とXrobotの楊社長

 販売はリプリが代行し、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどで販売する予定だ。