シャープ、スティック型掃除機「POWER CYCLONE FREED」、軽快な動きと掃除性能を両立

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2016/04/25 12:08

 シャープは、スティック型のコードレスサイクロン掃除機「POWER CYCLONE FREED EC-SX520」を5月下旬に発売する。業界初の電動パワーアシスト機能「e-ドライブ」をヘッドに搭載し、床面を選ばずに軽い力で掃除ができる。価格はオープンで、税別の実勢価格は8万5000円前後の見込み。


「POWER CYCLONE FREED EC-SX520」

 シャープは、キャニスター型からコードレススティック型にシフトしている高級掃除機の売れ筋をにらんで新製品の投入を決定。製品の重量や、吸込口が床にへばりつくといった「操作性の悪さ」にコードレス掃除機ユーザーが不満を感じていることに着目し、ヘッドにこだわって「軽快な動き」と「高い掃除性能」を両立させた。 
 


掃除機の市場動向(左)とコードレス掃除機の課題

 「e-ドライブ」は、ヘッドの中心部に電動モーター駆動の走行車輪を設置した。フローリングや畳、絨毯など、どんな床でも高い走行性能を実現し、床と掃除機が密着した場合に感じやすい「重さ」も克服。ハンドルに軽く手を添えるだけで小回りよく掃除機を走らせることができる。 
 


「軽さ」を実現した電動パワーアシスト「e-ドライブ」

 また、ヘッドの吸引部に切り込みを入れたほか、先端部に軟質ダンパーを採用し、吸気風の高速化と高圧化に成功。従来機種の倍という時速約100kmの風速で、取れにくかった微細なハウスダストや窓際のほこりも逃さず吸引する。 
 


吸引部の切り込み(左)と先端部に軟質ダンパーで、
吸気風の高速・高圧化を実現し、窓際もほこりも逃さない

 ダストカップには、スティック型で初となるプラズマクラスター機能を備え、カップ内のごみの付着を抑制。目に見えないごみを発見し、光で知らせる「赤外線センサー」も搭載した。自立機能は、これまで通り「マジックバランス」を採用。スイッチ操作不要のスタンバイ機能もある。 
 


プラズマクラスター機能の効果で、カップ内にごみが付着しにくい

 高い場所や狭い場所など幅広い場面で利用できる交換用のヘッドやブラシ、ノズルを付属。また、高速充電約80分のバッテリが2個付いており、標準モードで最長約1時間の運転が可能だ。サイズは幅237mm×奥行き212mm×高さ1038mm。重さは約2.4kg。カラーは、ピンク系とイエロー系。 
 


見えないごみを知らせる「赤外線センサー」

このほか、e-ドライブや赤外線センサー、プラズマクラスター非搭載と機能を絞った「EC-SX320」も6万円前後で発売する。カラーはレッド系とブルー系。 
 


「EC-SX520」(右)と「EC-SX320」のヘッドの比較