シャープは4月21日の記者会見で、年内にも低価格帯の液晶テレビをアジア地域向けモデルとして発売する意向を示した。代表取締役兼専務執行役員の長谷川祥典コンシューマーエレクトロニクスカンパニー社長が記者団に語った。
4月2日に鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下になったシャープに与える影響に対し「鴻海のコスト力や生産力はわれわれが培ってきた以上のものがある。海外市場への拡大について議論している」と語った。
第一弾は低価格帯の液晶テレビになる模様で、その後、低価格帯のスマートフォンも投入する予定。鴻海とシャープで共同開発したテレビを、鴻海の工場で生産して海外市場に投入することも検討しているという。
なお、有機EL(OLED)テレビについては「研究・開発を粛々と進めている」としつつも、スマートフォン用の有機ELディスプレイの生産技術をテレビに応用することは、寿命や大量生産、大画面化の点でまだ壁があるという。
他社からOLEDパネルの供給を受けることは考えていないと明言し、自前での製品化にこだわる。(BCN・細田 立圭志)
4月2日に鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下になったシャープに与える影響に対し「鴻海のコスト力や生産力はわれわれが培ってきた以上のものがある。海外市場への拡大について議論している」と語った。
第一弾は低価格帯の液晶テレビになる模様で、その後、低価格帯のスマートフォンも投入する予定。鴻海とシャープで共同開発したテレビを、鴻海の工場で生産して海外市場に投入することも検討しているという。
なお、有機EL(OLED)テレビについては「研究・開発を粛々と進めている」としつつも、スマートフォン用の有機ELディスプレイの生産技術をテレビに応用することは、寿命や大量生産、大画面化の点でまだ壁があるという。
他社からOLEDパネルの供給を受けることは考えていないと明言し、自前での製品化にこだわる。(BCN・細田 立圭志)