アクア(旧ハイアールアジア)は、3月24日、「既存製品のイノベーション」をテーマに、2016年度の製品ラインアップ説明会を開催した。
アクア日本代表の山口仁史 執行役員は、冒頭でアクアブランドの根底にある哲学について言及した。「“常識を疑う”というのは即ち“変化する”ということ。10年前、20年前とは世 の中も大きく変容してきた。時世に合わせた変化なくして、生き残ることはできない」(同氏)。
“変化”の具体例は、日本社会の高齢化や単身世帯の増加だ。2020年には65歳以上が全人口の30%。単身世帯は33%に達する。山口代表は「社会が 変化するなかで、洗濯機は本当に多機能モデルが求められているのか? 最新の洗濯機には、多数のボタンが備わっているが、すべての機能を使いこなしている 人がいれば教えてほしい」と会場の記者に訴え、ユーザーニーズから乖離のある家電開発の方向性に疑問を呈した。
15年に発売したハンディ洗濯機「コトン」が好例だ。大容量化・多機能化という一般的な進化のベクトルから離れ、「スピーディかつピンポイントに衣類をキレイにしたい」というユーザーのニーズを真摯に受け止めた結果、これまでにない形状のプロダクトが誕生した。
2016年度の製品ラインアップ説明会を開催
アクア日本代表の山口仁史 執行役員は、冒頭でアクアブランドの根底にある哲学について言及した。「“常識を疑う”というのは即ち“変化する”ということ。10年前、20年前とは世 の中も大きく変容してきた。時世に合わせた変化なくして、生き残ることはできない」(同氏)。
“変化”の具体例は、日本社会の高齢化や単身世帯の増加だ。2020年には65歳以上が全人口の30%。単身世帯は33%に達する。山口代表は「社会が 変化するなかで、洗濯機は本当に多機能モデルが求められているのか? 最新の洗濯機には、多数のボタンが備わっているが、すべての機能を使いこなしている 人がいれば教えてほしい」と会場の記者に訴え、ユーザーニーズから乖離のある家電開発の方向性に疑問を呈した。
アクア日本代表 山口仁史 執行役員
15年に発売したハンディ洗濯機「コトン」が好例だ。大容量化・多機能化という一般的な進化のベクトルから離れ、「スピーディかつピンポイントに衣類をキレイにしたい」というユーザーのニーズを真摯に受け止めた結果、これまでにない形状のプロダクトが誕生した。
ハンディ洗濯機「コトン HCW-HW1」
アクア副代表の森田昌治 執行役員
車いすの人でも使いやすい3段タイプの小型冷蔵庫「AQR-271E」