そのカードは、カメラの性能をフルに発揮できるのか――。メモリカードが抱える永遠のテーマだ。オリンピックイヤーである今年、カメラメーカーはフラッ グシップモデルを発表。「CP+2016」の会場で来場者の注目を集めたのはキヤノンのフラッグシップモデル「EOS-1D X Mark II」、そしてニコンの「D5」だ。「EOS-1D X Mark II」は毎秒約14コマ、「D5」は毎秒約12コマの高速連写を実現。この速い連写性能を引き出すために必要となるのが、転送速度の速いメモリカードだ。
悩んでいるユーザーの参考ともなりそうなのが、マイクロンが実施した転送速度のデモンストレーションだ。CFタイプの「D5」にCFカードとしては最速 の160MB/秒を実現した「Lexar Professional 1066x CompactFlash カード」を、XQDタイプの「D5」に、440MB/秒の「Lexar Professional 2933x XQD 2.0カード」をセット。それぞれ10秒間連写した後、アクセスランプ消灯(バッファフルから書き込みが完了)するまでの時間をストップウォッチ測定し た。
CFカードは、10秒間連写し、アクセスランプが消えるまで(10秒間の連写時間も含まれる)20秒42かかった。連写時も数秒を超えた辺りからバッファがフルになってしまい、速度が目に見えて落ちてしまった。
マイクロンのこのデモンストレーションの様子は、同社がYouTubeに公開しているので、会場に行くことができなかった人はそちらで確認してみよう。(BCN・山下彰子)
「Lexar」(マイクロン)の看板娘たち
転送速度のデモンストレーションを実施
悩んでいるユーザーの参考ともなりそうなのが、マイクロンが実施した転送速度のデモンストレーションだ。CFタイプの「D5」にCFカードとしては最速 の160MB/秒を実現した「Lexar Professional 1066x CompactFlash カード」を、XQDタイプの「D5」に、440MB/秒の「Lexar Professional 2933x XQD 2.0カード」をセット。それぞれ10秒間連写した後、アクセスランプ消灯(バッファフルから書き込みが完了)するまでの時間をストップウォッチ測定し た。
CFカードは、10秒間連写し、アクセスランプが消えるまで(10秒間の連写時間も含まれる)20秒42かかった。連写時も数秒を超えた辺りからバッファがフルになってしまい、速度が目に見えて落ちてしまった。
CFカードで、10秒連写しアクセスランプが消えるまでの時間を測定
XQDカードで、10秒連写しアクセスランプが消えるまでの時間を測定
マイクロンのこのデモンストレーションの様子は、同社がYouTubeに公開しているので、会場に行くことができなかった人はそちらで確認してみよう。(BCN・山下彰子)