1.0型センサ搭載のコンデジ「LUMIX DMC-TX1」、4K動画撮影に対応

 パナソニックは、デジタルカメラ「LUMIX」の新製品として、大型センサと光学10倍ズームレンズを採用したコンパクトデジタルカメラ「DMC-TX1」を3月10日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は8万8000円前後の見込み。


DMC-TX1

 有効画素数2010万画素の1.0型高感度MOSセンサと、焦点距離9.1~91mm(35mmフィルム換算で25~250mm相当)の「LEICA DC VARIO-ELMARIT」光学10倍ズームレンズを搭載する。

 1.0型高感度MOSセンサは、1画素あたりの受光面を大きくし、幅広いダイナミックレンジを実現しており、高感度撮影時でもノイズを抑えて撮影でき る。また、ボケ味を活かした撮影を可能にする。「LEICA DC VARIO-ELMARIT」光学10倍ズームレンズは、明るさとともに、画像周辺部まで高い解像感を実現した。

 撮影機能としては、「4Kフォト(高速連射)」と「フォーカスセレクト」に対応し、フォーカスポイントを変えながら撮影を行い、撮影後に好きなフォーカスポイントの写真を選ぶことで、ピントが合っていなかったという失敗を減らせる。

 さらに、「4Kフォト」で連射した複数の写真を1枚に合成して印象的な写真が作れる「比較明合成」や、撮影シーンに合わせて選べる三つの「4Kフォトモード」にも対応する。

 動画撮影では、高精細な4K30p、なめらかで美しいAVCHD 60pで撮影でき、5軸ハイブリッド手ブレ補正によってブレを抑えることができる。また、4Kで撮影しながらフルHD動画に切り出すことによって、カメラ を固定したままでもパン/ズームイン/ズームアウト処理を加えた動画を残せる「4Kライブロック」機能を備える。

 対応メディアはSDXC/SDHC/SDカード。インターフェイスはUSB2.0、microUSB、microHDMI出力を搭載し、 IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANに対応する。サイズは幅110.5×高さ64.5×奥行き44.3mmで、重さは約310g。